【青葉賞】今年も末脚勝負!上がり最速候補エネルジコ vs モレイラ騎乗ファイアンクランツ

この春大暴れしているJ.モレイラ騎手

この春大暴れしているJ.モレイラ騎手


今年から昨年より1週間早い開催となり、東京開幕週に行われる青葉賞(G2、東京芝2400m)

1~2着馬が日本ダービーの優先出走権が得られる重要なトライアルですが、比較的人気サイドでの決着が目立つレースです

▼青葉賞の1~3番人気成績(過去5年)
[4-3-1-7]複勝率53.3%

基本的に青葉賞は1~3番人気が複数連対。これに人気薄が1頭割って入るかどうかという感じで、そこまで荒れるレースではありません。そこで今回は人気しそうな馬でも過去の好走傾向から、軸馬候補となる馬を紹介します。

その好走傾向とは、青葉賞で「上がり1位」をマークした馬です!

▼青葉賞の上がり1位馬成績(過去5年)
[1-1-3-2]複勝率71.4%

24年3着 デュアルウィルダー(4人気)
23年1着 スキルヴィング(1人気)
23年2着 ハーツコンチェルト(2人気)
22年3着 エターナルビクトリ(6人気)
20年3着 フィリオアレグロ(1人気)

直線525.9m、最大41mの幅員を持つ東京競馬場は、とにかく速い上がりタイムを出せる馬が有利な舞台です。

また東京芝2400mは長い距離を走った後、直線には上り坂とその後の300mストレートが待っており、スタミナが要求されるコース設定となっています。そのため例年スローペースになりやすい特徴があります。

23年はスキルヴィング、ハーツコンツェルトが直線を上り最速タイムで突き抜けワンツー。昨年もデュアルウィルダーがラスト3ハロン33秒5の末脚で猛然と追い込み、3着に入りました。

問題は、どの馬が青葉賞で上がり1位を出せるかでしょう。そのヒントとなりそうなのが、これまでのレースで速い上りタイムを使っていた馬です。

エネルジコはデビュー2戦とも東京で走り、どちらもメンバー1位の末脚で快勝。特に新馬戦では2位の34秒2により約1秒も速い、ラスト3ハロン33秒3という極限レベルの鬼脚で差し切りました。過去の戦績から今年の上がり1位最有力候補といえます。

もう1頭、甲乙付け難い存在がファイアンクランツです。4着に敗れた東京スポーツ杯2歳Sでは上り2位となる33秒4で追い込んでいます。今回と同条件のゆりかもめ賞でも3ハロン最速の33秒5で2着に好走しました。

さらに鞍上は春のG1レース3勝と勢いに乗るJ.モレイラ騎手。上がり最速候補のエネルジコとの直線での末脚比べに期待が高まります!