【NHKマイルC】穴馬券の法則!20年9番人気1着ラウダシオンの再現が期待できる人気薄

20年NHKマイルCで波乱を呼んだラウダシオン

20年NHKマイルCで波乱を呼んだラウダシオン


3歳のマイル王を決めるNHKマイルカップ(G1、東京芝1600m)。基本的にはマイル重賞を勝ち上がった馬が有力とみられがちですが、人気薄も馬券内に来ることが多いレースです。

▼人気別着順成績(過去10年)
1~3[6-5-3-16]複勝率46.7%

4~9[4-3-4-49]複勝率18.3%

10~[0-2-3-84]複勝率5.6%

上位人気馬が過去10年で複勝率46.7%と人気馬らしい結果を残している一方、4~9番人気も4勝とこちらも見過ごせません。

まだまだ戦歴が浅い3歳馬がいきなりの激走を見せることも起こりがちで、22年には18番人気のカワキタレブリーが3着に入ったことで3連単153万の超大型馬券が生まれました!

それではNHKマイルCで激走しそうな穴馬を絞り込んで行きましょう。前走クラス別成績だと過去10年の1~3着馬30頭のうち29頭が「前走重賞組」。残る1頭も前走オープン特別からで、前走で条件クラスを走っていた馬は1頭も馬券に絡んでいません。

▼前走重賞組(過去10年)
[10-9-10-133]

ただ、特定の重賞レースで有利なローテーションという偏りは見られません。そこで穴馬を絞り込むため「前走重賞で0.1~0.2秒で負けた馬」にフォーカスしてみます。

▼前走重賞で0.1~0.2秒負け(過去10年)
[4-4-3-22]複勝率33.3%

競馬というのは走ってみるまで分からないもの。特に3歳馬は競馬に慣れておらず、能力を出し切るまでに至らないケースがあり、たとえ重賞で負けても、コンマ1・2秒であれば勝ち馬とそこまで変わらずに能力を発揮できたと捉えられます。

実際に前走負けていても過去10年で4頭も勝ち馬が来ていることから、逆転Vの可能性があります。さらに絞り込む条件に「先行馬」を加えてみましょう。

▼前走重賞0.1~0.2秒負けの先行馬(過去10年)
[3-1-0-5]複勝率44.4%

●24年
1着 ジャンタルマンタル(2人気)
2着 アスコリピチェーノ(1人気)

●20年
1着 ラウダシオン(9人気)

●17年
1着 アエロリット(2人気)

東京1600mは、3角過ぎで下りのままコーナーに突入するため、息を抜けない馬が多く、スピードだけでなくスタミナも必要となる特徴があります。

過去の先行馬の事例でいうと、昨年のジャンタルマンタル・アスコリピチェーノはいずれも前走のG1で敗れていましたが、マイルの大舞台で見事巻き返しワンツー!

20年のラウダシオンはスタート直後から押して前につけて2番手で追走し、しぶとく粘るレシステンシアを最後交わす競馬で波乱を呼びました。

今年、「前走重賞0.1~0.2秒負けの先行馬」の条件に該当する激走候補がモンドデラモーレです。

これまで4戦していずれも先行策で競馬を進めており、前走のファルコンSでも大外枠ながら積極的なレースで2着に入りました。20年の勝ち馬ラウダシオンを彷彿とさせるプロフィールで、人気薄でも1発の可能性を秘めています!