【NHKマイルC】産駒初G1もこの馬!パンジャタワーが3歳マイル王者に輝く!

波乱の展開を制したパンジャタワー

波乱の展開を制したパンジャタワー


5月11日(日)、2回東京6日目11Rで第30回NHKマイルカップ(G1)(芝1600m)が行なわれ、松山弘平騎手騎乗の9番人気・パンジャタワー(牡3、栗東・橋口慎厩舎)が道中中団で待機し、直線に入ると外から上がり3F34.2の末脚で伸び、追い込んでくる2着馬をアタマ差交わし切って優勝した。勝ちタイムは1:31.7(良)。

2着にはアタマ差で3番人気・マジックサンズ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)、3着にはハナ差で12番人気・チェルビアット(牝3、栗東・高野厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたアドマイヤズーム(牡3、栗東・友道厩舎)は14着に敗れた。

勝ったパンジャタワーは09年日本ダービーを制したロジユニヴァースを伯父に持つ血統。昨年の京王杯2歳Sを制した後、続く朝日杯FSでは12着。今年初戦のファルコンSは4着に入ると、2度目のマイル戦で前進してみせた。

なおこの勝利はタワーオブロンドン産駒初のG1タイトルとなる。タワーオブロンドンは現役時代、18年のNHKマイルCで1番人気12着だったものの、その悔しさを見事初年度産駒が晴らしたことになる。

鞍上の松山弘平騎手は21年チャンピオンズCを制したテーオーケインズ以来となる、久々のJRAG1タイトルを手にした。

馬主は株式会社DeepCreek、生産者は新ひだか町のチャンピオンズファーム

1着 パンジャタワー(松山弘平騎手)
「あまり4年ぶりとか考えてないけどパンジャタワーと大きなところを勝ちたいと思っていて、G1制覇できて嬉しい。正直最後は必死過ぎてどっちが勝ったか分からなかったけど、スタッフの人に結果を聞き、込み上げてくるものがあった。
東京で勝ってる馬で、最後差して良い競馬していたので馬のリズムを大事にした。ペースが遅ければある程度前に行ったと思うし、スタートしてから考えさせてもらった。
(勝因は)馬が力を出し切ってくれた。あとは厩舎の皆さんが調整してくれた。まだまだ伸びる馬。無事に次のステップに行ってほしい。応援よろしくお願いします」

2着 マジックサンズ(武豊騎手)
「テンションが高かったがレースは出来た。あと一歩、惜しかったです」

3着 チェルビアット(ディー騎手)
「レース前に入れ込んでいたがリラックスさせてスムーズに競馬ができた。直線反応したし、あそこまでいったら勝ちたかった。ここまで調整してくれた厩舎のみなさんに感謝しています」

4着 モンドデラモーレ(戸崎圭太騎手)
「うまく折り合ってためていく感じで、4コーナーも道が開けたんですが、追ってからのフットワークが今ひとつなので、そこが変わっていけばいいと思います」

5着 ランスオブカオス(吉村誠之助騎手)
「競馬に向かう雰囲気はよく、スタッフの皆さんがよく仕上げてくれた。ゲートを出て想定した位置で運べたが、ペースが流れて追走してしまった。芝は内外で差があり、与えられた枠の最内をまわろうとしたが外からも伸びて、もう少し良い所を走らせてあげたかった。それでも辛抱してくれる力はあるので、成長したらもっと良くなると思います」

6着 サトノカルナバル(レーン騎手)
「外枠でいいスタート切れた。理想より1列後ろのポジションだったが、最後400メートルは素晴らしい脚を見せました」

14着 アドマイヤズーム(川田将雅騎手)
「3コーナーから走りがおかしくなったが、スタートして200〜300メートルで落鉄していたのでその影響があったと思います。また改めてですね」

  • パンジャタワー
  • (牡3、栗東・橋口慎厩舎)
  • 父:タワーオブロンドン
  • 母:クラークスデール
  • 母父:ヴィクトワールピサ
  • 通算成績:5戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 25年NHKマイルC(G1)
  • 24年京王杯2歳S(G2)

パンジャタワー
パンジャタワー
パンジャタワー
パンジャタワー
パンジャタワー
パンジャタワー

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