【ヴィクトリアマイル】名手アンカツが読む「高速馬場」の恩恵を受ける鉄板級軸馬と逆転候補

2度目のG1タイトル奪取を狙うアスコリピチェーノ

2度目のG1タイトル奪取を狙うアスコリピチェーノ


2025年のG1予想も絶好調!

各種メディアやYouTubeで活躍中の「アンカツ」こと安藤勝己さんがヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)を、元ジョッキーの視点から予想します。

今回アンカツさんが注目したのは好時計決着が目立つ「東京の高速馬場」。ジョッキー時代の経験も踏まえレースのポイントを解説してもらいました!

☆ポイント☆
  • 高速馬場を味方に付けられる馬

いまの東京はとにかく時計が速い。開幕週に3歳牝馬限定のフローラS(G2、東京芝2000m)で、1分58秒6っていう天皇賞・秋に匹敵する走破タイムが出た。

2週目の京王杯SC(G2、東京芝1400m)は1分18秒3のレコード。極めつけは先週のエプソムC(G3、東京芝1800m)は稍重発表なのに1分43秒9やろ? こっちもレコード決着やし、良馬場に回復したNHKマイルCも1分31秒7の高速決着やった。

(NHKマイルCのレースレコードは、アンカツさんが騎乗して勝った2010年ダノンシャンティの1分31秒4ですが…との問いに)、あの年のNHKマイルCも馬場は速かったな。前の馬がビュンビュン飛ばしてペースも速くなったで、それも良かったんやろうね。

競走馬には速い時計が出る綺麗な馬場を得意にするタイプがおる。この手の馬は道悪とかやとイマイチやけど、高速決着やと滅法強い。今週の東京は土曜に雨予報が出とるが今週からBコースに替わるで、そこまで時計の出方は変わらんと見とる。

今年のメンバーで高速決着が得意な馬となると、真っ先に思い浮かぶのは俺が乗っとったダイワメジャー産駒のアスコリピチェーノやね。中山芝1600mの京成杯オータムHで1分30秒8の持ち時計は伊達やないで、先週と同じ傾向が続くなら最有力候補やろ。

どこからでも競馬ができる馬やし、8枠も気にならん。その辺はルメールがよく分かっとるやろうし、ある程度出してポジションを取りに行くと違うか。

アスコリピチェーノを脅かす存在として、【アンカツG1予想】で▲(単穴)を打った逆転候補も侮れん。ここまで抜けて速い時計で駆けた実績は無いんやけど、道中の流れが遅いレースばかりやったからな。

今の東京1600mならペースは流れるはずやし、直線でまとめてブッコ抜く場面があっても驚けんで。

名手アンカツさんが熱視線!ヴィクトリアマイルの最終結論は【アンカツG1予想】で公開中です!

(元JRA騎手)