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【3歳馬情報】エフフォーリアの全妹が東京コースでポテンシャルを見せる!
2025/5/19(月)
5月も後半に入り今週、来週と3歳クラシックの大一番が行われる。一方で最後のクラシックに向けて素質馬たちが飛躍を目指して出走する。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。
◆5月24日
●カーネーションC(牝馬限定1勝クラス)・東京芝1800m
エストゥペンダ(牝、サートゥルナーリア×エストレチャダ、美浦・高柳瑞厩舎)
好タイム決着だったフェアリーS、クイーンCはともに大外から追い込んで3着。前走のフローラSは、不利な大外枠、そして他馬にぶつけられた煽りで折り合いを欠き、レース途中で先頭に経つ不本意な競馬。それでも4着に残っており、力は見せた。オークスに登録しているが、残念にも除外となりコチラに回ってきたら、能力的に上位争いは必至。
ジョスラン(牝、エピファネイア×ケイティーズハート、美浦・鹿戸厩舎)
年末の中山・新馬戦を快勝。2戦目となったフラワーCも4着と好走している。「全兄にエフフォーリアがいる血統。フラワーC4着と、重賞でも崩れず走れたあたりは素質あり。瞬発力もある血統で、広い東京コースならポテンシャル発揮が期待できる」と記者の話。鞍上はレーン騎手の予定。
クライスレリアーナ(牝、サートゥルナーリア×シユーマ、美浦・木村厩舎)
新馬戦は、後の桜花賞馬エンブロイダリーと0・1秒差の3着で、エストゥペンダに先着。2戦目を5馬身差圧勝で期待は高まったが、膝の不安で休養。約7か月半ぶりの実戦となったミモザ賞で2着に入っている。2戦目の内容から、1勝クラスでは力量上位。一叩きされた今回は勝機だ。
マイエレメント(牝、エピファネイア×ソートアフター、栗東・福永厩舎)
昨夏の新潟のデビュー戦は楽勝。続くアルテミスSも結果こそ5着だが、上り3F32秒8をマークした末脚で、内有利のレースを外から強襲して上位に迫り、インパクトを残した。この2戦の内容から牝馬クラシック戦線に乗ってくると思われたが、予定していたシンザン記念を除外になると、チューリップ賞は11着とチグハグな流れが続いている。その後はオークストライアルに出走せず、堅実に1勝クラスを選択。スムーズに走れれば、1勝クラスでは力が上だ。鞍上は戸崎騎手の予定。
●未勝利・東京芝2000m
シュネルケーニヒ(牡、キズナ×セリエンホルデ、美浦・手塚厩舎)
兄にシュネルマイスター(NHKマイルC勝ち馬)。デビューは遅く、4月5日の中山芝2000m未勝利戦でデビュー。如何にも初戦という競馬で序盤は後方に位置していたが、最後は血統馬らしく脚を見せ、6着まで押し上げている。終いの脚から東京へのコース変わりは良さそうで、叩き2戦目の変身にも期待したい。
●未勝利(牝馬限定)・東京芝1600m
ロゼフェリシア(牝、エピファネイア×ロサグラウカ、美浦・尾関厩舎)
昨年4月に入厩し早期デビューも考えられたが、球節の不安で放牧。じっくり時間をかけて回復を待ち、いよいよデビュー戦を迎える。「近親にスタニングローズなどがいる血統。470キロ前後あり、牝馬でもサイズ感は十分。馬体や動きを見ても、この母系らしい芝向きの軽さがある。マイルから始動するが、中距離までこなせる」と記者の話。1週前の追い切りでは、ウッド5F67秒6-11秒7の時計が出ている。
アビッサルスター(牝、イスラボニータ×アヴィオール、美浦・堀厩舎)
昨秋・中山のデビュー戦は3着。その後は間隔を開け、今年2月の東京芝1800mの未勝利戦が2戦目。2番人気に推されたが、好位から伸びきれず5着に終わっている。再度間隔を開けて臨む3戦目。完成度の低さも目立った前2走の結果から、まだまだ変わり身は見込める。鞍上はレーン騎手の予定。
◆5月25日
●1勝クラス・京都ダート1800m
トリポリタニア(牡、ルヴァンスレーヴ×トリプライト、栗東・上村厩舎)
前走のあやめ賞は、勝ち馬から0・2秒差の3着。自身も上り3F33秒3の脚を使ったが、勝ち馬キングメーカーは32秒8をマークしており、切れ負けした感がある。今回はダート戦に変わるが、父はルヴァンスレーヴ、母系はクリソベリル、クリソライトなどダート活躍馬が多数。自身も初勝利はダートだったので問題ない。鞍上は岩田康騎手の予定。
●未勝利・東京芝1800m
オルグジェシダ(牝、モーリス×ソシアルクラブ、美浦・宮田厩舎)
前走は2番手追走から、直線で抜け出すも、エリーナストームに交わされて2着。ただ1000m通過58秒6のハイペース、他の先行勢が全て着外に沈んだことを考えると、中身の濃い一戦だった。「祖母にブエナビスタがいる血統。3ヶ月半の休養を挟んだ前走はプラス12キロ。重苦しい印象はなく、馬体が成長していた。競馬ぶりも先行力が出て、内容も良化。未勝利クラスはすぐに突破できる」と記者の話。鞍上はMディー騎手の予定。
●未勝利・東京芝1600m
ジャサルディア(牝、キズナ×ミスエルテ、美浦・萩原厩舎)
2月の東京・未勝利戦でデビュー。スタートで遅れて後方からの競馬となったが、最後はメンバー1位の上りタイムをマークした末脚で上位に接近し、4着に入っている。前走から3か月半間隔は開いたが、牧場でもしっかり乗り込まれており、心配は無いだろう。鞍上はルメール騎手の予定。
◆2歳新規入厩
プロメサアルムンド(牡、モーリス×アーモンドアイ、美浦・国枝厩舎)
母は11勝(ジャパンCなど)。
グランマエストロ(牡、エピファネイア×グランアレグリア、美浦・木村厩舎)
母は9勝(マイルCSなど)
※現役馬の成績は5月16日現在
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