【日本ダービー】昨年は人気薄ワンスリー!ダノンデサイルの再現が期待できる爆弾穴馬

昨年の日本ダービーを勝利したダノンデサイル

昨年の日本ダービーを勝利したダノンデサイル


今年で92回を数える競馬の祭典日本ダービー(G1、東京芝2400m)には、多くのファンが気づいていない「好走馬の調教パターン」があります。

聞いて驚かないでください。昨年のダービーでは『三ツ星穴馬』で限定公開した9番人気ダノンデサイルが単勝46.6倍で2馬身差勝利!

皐月賞のレース直前に出走を取り消した馬とは思えない走りに、驚かれたファンも少なくないのではないでしょうか?

ダノンデサイルが狙えた理由は実にシンプル。冒頭で紹介した好走馬の調教パターンに該当していたからであり、過去5年の1~3着馬15頭のうち12頭が「1週前または最終追い」の「ウッドコース」で「レースと同じジョッキーが騎乗」で追われていました。


●24年
1着 ダノンデサイル(9人気)
→1週前1F11秒0(一杯) 横山典

3着 シンエンペラー(7人気)
→1週前1F11秒4(一杯) 坂井瑠

●23年
1着 タスティエーラ(4人気)
→1週前1F11秒0(強め) レーン

2着 ソールオリエンス(1人気)
→1週前1F11秒1(強め) 横山武

●22年
1着 ドウデュース(3人気)
→1週前1F11秒2(一杯) 武豊

2着 イクイノックス(2人気)
→当週1F11秒6(馬なり) ルメール

●21年
1着 シャフリヤール(4人気)
→1週前 F 11秒7(強め) 福永

2着 エフフォーリア(1人気)
→当週1 F 11秒9(強め) 横山武

3着 ステラヴェローチェ(9人気)
→1週前1 F 11秒7(一杯) 吉田隼

●20年
1着 コントレイル(1人気)
→1週前1 F 12秒4(強め) 福永

2着 サリオス(3人気)
→1週前1 F 12秒0(強め) レーン

3着 ヴェルトライゼンデ(10人気)
→1週前1 F 12秒1(一杯) 池添

日本には「人馬一体」という言葉があります。平安時代から続く伝統儀式である流鏑馬(やぶさめ)を由来としていて、正確に的を射るには人と馬が文字どおり一体とならなければならない……という意味です。

これをダービーに例えると、ほとんどの馬が初経験となる東京芝2400mの舞台で世代の頂点に立つには、レースと同じ騎手と調教の段階から信頼関係を築かなければ、最高の結果を出すのは難しいといえます。

また補足として2021年7月よりウッドコースでも自動計測が導入。ストップウォッチによる手動計測と比べてダービー好走馬の調教時計が高速化しており、特に直近2年のラスト1ハロン時計は11秒台前半の争いになっているのは留意すべきでしょう。

しかし、なんということでしょう。これだけ厳しい条件にも関わらず今年は1番人気クロワデュノール(当週ラスト1F11秒2)、皐月賞馬ミュージアムマイル(1週前ラスト1F11秒0)なと、好走馬の調教パターンに該当馬が10頭超えの大豊作!?

そこで人気薄2頭が馬券に絡んだ24年1着ダノンデサイル、同年3着シンエンペラーの好走例から、「6ハロン80秒0より速い時計」という条件を追加。前半から飛ばしながらラスト1F11秒台前半の鋭い伸びを披露した好調教馬だと、下記の2頭まで絞り込まれました。

エリキング 川田
6F79秒8-1F11秒2(一杯)

リラエンブレム 浜中
6F79秒3-1F11秒3(一杯)

どちらも今回は24年ダノンデサイルと同程度の評価に落ち着きそうで、まさに昨年の再現が期待できる可能性を秘めた存在と言えるでしょう。今年もこの2頭が「人馬一体」の走りを見せてくれるのか。馬券に絡めば高配当必至だけに大注目です!