【函館スプリントS】北海道シリーズ開幕!「開幕週×馬体重」で浮上する注目の1頭

積極果敢な競馬を見せてきたペアポルックス

積極果敢な競馬を見せてきたペアポルックス


7週も続いた春のG1も大詰めを迎え、東京、阪神競馬場での開催は来週がラスト。一方で、今週から函館が開幕。再来週は福島、小倉競馬が始まり、いわゆる夏競馬の時期がやってきました。

函館初日は函館スプリントステークス(G3、函館芝1200m)が行われます。毎年難解なイメージがある夏競馬ですが、ここを当てて幸先の良いスタートを切っていきましょう!

まずは過去のデータから人気の信頼度をチェックしていきます。なお、21年は東京オリンピックの影響で札幌開催だったため、今回取り扱うデータから省いています。

▼函館SS人気別着順成績(過去10年)
1~3[6-2-5-17] 複勝率43.3%
4~6[2-4-1-23] 複勝率23.3%
7~9[1-1-2-24] 複勝率14.3%
10~[1-3-2-52] 複勝率10.3%

1~3番人気が最多の6勝を挙げていますが、4番人気以下からも勝ち馬が出ており、ヒモ荒れだけでなくアタマからの波乱も考えられます。

▼二ケタ人気が馬券内に入った際の払戻金(過去10年)
22年[1-7-13] 3連単8万8700円
20年[1-10-3] 3連単6万4550円
18年[3-10-1] 3連単8万1900円
16年[12-2-7] 3連単39万7650円
15年[4-14-12] 3連単94万4140円

「二ケタ人気=爆弾馬券!」と思いがちですが、上位人気も絡むためかそこまで配当が跳ねることはなさそうです。ただ人気薄が2頭も絡むような展開になれば、一発逆転の期待が膨らみます!

次に脚質別成績を確認しましょう。

▼函館SS脚質別成績(過去10年)
逃げ[2-1-0- 7] 複勝率30%
先行[4-4-2-27] 複勝率27%
差し[3-3-5-43] 複勝率20.4%
追込[1-2-3-39] 複勝率13.3%

※逃げ先行[6-5-2-34] 複勝率27.7%

やはり開幕週ということもあり、逃げ先行馬が好成績を残しています。差す競馬で馬券内に来ることもありますが、勝ち星という点を重視すると、前に行ける馬の方が軸馬として選んだ方が無難でしょう。

そこで今回は好成績を残している逃げ先行馬から、『馬体重』で条件を絞ってみました。

▼逃げ先行&馬体重460~479キロ
[4-1-0-5] 連対率50%

23年 2着 ジュビリーヘッド(5人気)
22年 1着 ナムラクレア(1人気)
20年 1着 ダイアトニック(1人気)
19年 1着 カイザーメランジェ(5人気)
16年 1着 ソルヴェイグ(12人気)

勝つか負けるか両極端の成績ながら、連対率50%の好成績のデータとなりました!ナムラクレアやダイアトニックのような2倍台の1番人気だけでなく、ジュビリーヘッドのような、まずまずの人気を集めた馬も連対しており、人気馬だけが来ているわけではないのはポイントでしょう。

前に行く脚質や前走の体重を踏まえ、該当する中で推奨したい1頭がペアポルックス(前走476キロ)です!

前走の高松宮記念では大外枠ということで積極果敢に逃げましたが、上手く嚙み合わず結果が出ませんでした。

しかし、前々走のオーシャンSでは先行策で2着に粘り込み。勝ったママコチャは次走の高松宮記念で3着に入りました。出走するメンバーには、逃げ先行馬かつ今回が初芝という馬もいて、それらが前に行けるか不透明なだけに、展開次第でペアポルックスは馬券に絡む可能性がありそうです!