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【2歳馬情報】ダービーを制したクロワデュノールの全弟がデビュー!
2025/6/16(月)
春のG1が終わり、今週末で東京や阪神での開催も終結し、いよいよ夏競馬の雰囲気が漂ってきた。それと同時にホースマンの期待を背負った新馬達が初めてのレースを迎えていく。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が素質馬を紹介していこう。
◆6月21日
●東京芝1800m
モノポリオ(牡、リアルスティール×ミスエーニョ、美浦・森一厩舎)
姉ショウナンザナドゥ(現2勝、フィリーズレビュー)、ミアネーロ(現2勝、フラワーC)、ミスエルテ(ファンタジーS)。1週前の追い切り(以降も、時計は主に1週前のもの)はウッド5F65秒5-11秒5。「早い時期から活躍できる血筋で、前向きな性格と2歳戦向きのスピードがある。馬体もスッキリ仕上がっており、新馬戦から勝ち負けのレベル」と記者の話。鞍上はルメール騎手の予定。
チャリングクロス(牡、キタサンブラック×ライジングクロス、美浦・奥村武厩舎)
兄クロワデュノール(現4勝、日本ダービーなど)。1週前は重い馬場に苦しんだかウッド5F68秒1-13秒0とイマイチも、2週前はウッド67秒6-11秒5と悪くない時計が出ている。鞍上は川田騎手の予定。
ワンダフルデイズ(牡、ルーラーシップ×シーオブラブ、栗東・高橋義厩舎)
兄ワンダフルタウン(青葉賞など)。おばビッシュ(紫苑S)。追い切りはCW6F80秒3-11秒5。2週前のCW、3週前の坂路でも好内容の追い切りを消化しており、初戦から動ける態勢にある。
●東京ダート1400m
アルカディアカフェ(牡、Into Mischief×Mary’s Follies、美浦・堀厩舎)
兄カフェファラオ(フェブラリーSなど)、ルクソールカフェ(現4勝)。2週前に速めの時計が出ていない点は気になるものの、1週前はウッド5F65秒9-11秒6のタイムは出ている。「兄たちは大柄だが、こちらはコンパクトなつくり。スピードがあり、動きも機敏で、適性はおそらく1400m~1600mあたりか。シャープな馬体で仕上がりは兄以上に早い」と記者の話。鞍上はレーン騎手の予定。
ペルセア(牝、ドレフォン×テルモードーサ、美浦・武井厩舎)
母は3勝。近親パンジャタワー(現3勝、NHKマイルCなど)。ウッド6F79秒4-11秒8は、水曜日の6Fの2歳一番時計、古馬を含めても二番時計にあたる。
ワンモメンタム(牡、ルヴァンスレーヴ×ワンブレスアウェイ、美浦・萩原厩舎)
母は6勝(愛知杯)。おばキャットコイン(クイーンC)、ロックディスタウン(札幌2歳S)ウッド5F67秒4-11秒2と、特に上り1Fが目立っている。
●阪神芝1400m
ビッグヒーロー(牡、コントレイル×アンナペレンナ、栗東・福永厩舎)
兄ビッグシーザー(現7勝、京阪杯)。CW6F79秒7-11秒7と、全体時計は80秒を切ってきた。2歳時にオープン特別を2勝した兄同様、早くから楽しめそうである。
●函館芝1200m(牝馬限定)
トウカイマシェリ(牝、ドレフォン×トウカイミステリー、栗東・高柳大厩舎)
母は6勝(北九州記念)。兄トウカイエトワール(4勝)。函館のウッドで5F73秒台と軽めだが、栗東では5月28日に坂路54秒5、1Fは11秒6と強烈なタイムをマークしている。
◆6月22日
●東京芝1600m
ダーリングハースト(牝、エピファネイア×フォエヴァダーリング、美浦・国枝厩舎)
兄フォーエバーヤング(現8勝、サウジCなど)、姉ブラウンラチェット(現2勝、アルテミスS)。時計はウッド5F67秒2-11秒4。「弾けるような軽さがあり、父が変わってこちらは芝で良さそうなフットワーク。マイルも問題ないが、中距離までこなせるだけに、目指すは牝馬クラシック路線」と記者の話。鞍上はレーン騎手の予定。
シャルトル(牡、コントレイル×カーレッサ、美浦・栗田厩舎)
母は北米GⅢ勝ち馬。追い切りはウッド5F67秒1-11秒5。2週前にも近い時計が出ており、順調に調整は進んでいる。
●東京芝1400m
エコールナヴァール(牝、アドマイヤマーズ×ジューヌエコール、美浦・森一厩舎)
母は4勝(函館SSなど)。1週前はウッド5F68秒5-12秒2と目立たないが、2週前はウッド5F67秒7、1Fは11秒5で上がっている。母は新馬からデイリー杯2歳Sまで3連勝しており、新馬戦からエンジン全開といきたい。鞍上は戸崎騎手の予定。
アーガイルショア(牝、ナダル×ベルプラージュ、栗東・安田翔厩舎)
母は3勝。兄オペラプラージュ(現3勝)。血統的にダートのイメージだが、可能性を求め、まずは芝でデビュー。追い切りはCW6F81秒9-11秒7と、速めの時計が出ている。鞍上はレーン騎手の予定。
●阪神芝1600m
フェスティバルヒル(牝、サートゥルナーリア×ミュージアムヒル、栗東・四位厩舎)
母は3勝。兄ミュージアムマイル(現3勝、皐月賞)。追い切りはCW6F84秒8-11秒0。終い重点とはいえ、終い2F11秒2-11秒0は強烈。皐月賞を勝った兄に続き、妹も注目の存在だ。
オーロラボレアリス(牝、コントレイル×エスキモーキセス、栗東・吉岡厩舎)
兄ベトルス(現2勝)。3月の初旬には栗東に入厩。ゲート試験後に放牧に出て、5月後半に再入厩後も順調に来ている。7日の土曜日にはCWで6F83秒0-11秒7、14日の坂路では53秒6-12秒4の時計が出ている。鞍上は川田騎手の予定。
●阪神ダート1200m
キンダープンシュ(牝、モーリス×グリューヴァイン、栗東・大久保龍厩舎)
母は3勝。兄リューデスハイム(現3勝)。追い切りは坂路で52秒6-12秒0の好時計をマーク。大久保龍厩舎は、開幕週に新馬戦を2勝。本馬で更に勢いをつけたい。鞍上は坂井騎手の予定。
◆2歳新規入厩
シェリデュース(牝、シルバーステート×ダストアンドダイヤモンズ、栗東・友道厩舎)
兄ドウデュース(ジャパンCなど)
ラパンドール(牡、コントレイル×ラピッドラン、栗東・藤原英厩舎)
母は4勝(ローズSなど)。セレクトセール2億7500万円(税込)
シーガルワールド(牝、ベンバトル×メーヴェ、美浦・栗田厩舎)
母は5勝。兄タイトルホルダー(宝塚記念など)、姉メロディーレーン(菊花賞5着)
カモンメーン(牡、エピファネイア×ホームカミングクイーン、栗東・杉山晴厩舎)
兄ダノンマッキンリー(現4勝、スワンSなど)。セレクトセール1億7600万円(税込)
ジャスティンルマン(牡、スワーヴリチャード×イルーシヴハピネス、栗東・杉山晴厩舎)
おじアドマイヤビルゴ(5勝)、セレクトセール1億3200万円(税込)
※現役馬の成績は、6月13日現在
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