【小倉記念】得意な条件で臨むエピファニーが再びの重賞制覇へ!

相性の良い舞台で重賞へ挑むエピファニー

相性の良い舞台で重賞へ挑むエピファニー


小倉記念
エピファニー
宮田敬介調教師

——前走の新潟大賞典は15着でした。レース内容を振り返ってください

宮田調教師(以下、宮):向正面が長くてワンターンという新潟2000のコース形態に不安がありましたし、58.5キロというトップハンデを背負っていたこと、当日の馬場状態が悪かったことなど、この子にとって不得意な条件が揃ってしまいました。

良いポジションを取れましたが、本来の走りができずに終わってしまいましたね。スタートしてすぐに落鉄してしまった影響もあったと思います。

——今回小倉記念を選択した意図は。

宮:小倉は得意にしているコースですからね。昨年の中京記念は1800でしたが2着にきていますし、暑い時期でもしっかり走れたことを考慮して選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

宮:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、レースの3週半前に帰厩しました。年齢的に脚元がむくみやすくなったり、全体的にボヤッとして見える感じはありますが、しっかり乗り込んで順調に調整を進めて来られています。

——7/9(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

宮:1週前なのでしっかり負荷をかけようと思っていました。2週前にもジョッキーに乗ってもらったことで前進気勢が出て1歩目からグンと進んでいましたし、直線の入りから終いまでしっかり動けていました。右回りでは調教でもレースでも折り合いがスムーズですね。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

宮:前走も調整過程自体は順調で、不得意な条件を克服するため長めを乗り込んだり、プール調教を取り入れて鍛えたりした効果もあって良い状態で臨めました。

今回も引き続きしっかり乗り込めていますし、プールにも行ってバランス良く鍛えることができているので、前走と遜色ない状態だと思います。7/13(日)に栗東へ輸送して、1本追ってレースに臨む予定です。

——昨年の小倉大賞典勝ちをはじめ、小倉で好成績を残しています。改めて小倉芝2000という舞台適性への見通しは。

宮:2ターンの平坦コースは得意な条件ですね。この子の距離適性は1600、1800寄りかと思っているので、2000については何とか頑張ってもらいたいです。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

宮:今回もハンデ戦で、実績からある程度背負うことになるでしょうしラクな条件ではありませんが、またこの子に重賞タイトルを取らせてあげたいと思って、厩舎一丸となって頑張っていますので、応援よろしくお願いいたします。