【関屋記念】驚異の馬券率6割!昨年は勝ち馬ズバリの新潟マイル「神ポジション」該当馬

記事通りの逃げを決めて勝ち切ったトゥードジボン

記事通りの逃げを決めて勝ち切ったトゥードジボン


突然ですが関屋記念(G3、新潟芝1600m)は、「4コーナー先頭で回ってきた馬」が激アツ!

論より証拠。過去10年中6回も逃げ馬が馬券に絡んでいて、24年は『馬券率5割なのに人気なし!新潟芝1600mの「神ポジション」に該当した1頭』の記事で取り上げたトゥードジボン(3人気)が鮮やかに逃げ切りました!

▼逃げ馬の関屋記念成績(過去10年)
[3-2-1-4]勝率30% 複勝率60%

24年1着 トゥードジボン(3人気)
22年2着 シュリ(12人気)
20年2着 トロワゼトワル(8人気)
18年3着 エイシンティンクル(3人気)
17年1着 マルターズアポジー(7人気)
15年1着 レッドアリオン(2人気)

昨年の記事でも強調したとおり、日本一長い直線658.7mの外回りコースで行われる関屋記念は直線での追い比べが見ごたえ十分のレース。東京と同じく差し・追い込みタイプが有利なイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、実態は全くの逆。長い直線を気にするあまり有力馬の仕掛けが遅れがちとなり、マイペースに持ち込んだ逃げ馬の粘り込みが続出しています。

さらに今年はレース時期が昨年までの8月中旬から、夏の新潟開幕週となるのもポイント。また前開催の小回り福島から直線の長い新潟に替わることで「いつでも前を捕えられる」と油断が生じ、例年にも増して前残り傾向が強まるかもしれません。

特に今年は前走で4コーナー先頭の競馬をしていた馬が1頭もいないメンバー構成。どの馬がハナを切るか予想しづらいのが難点ながら、逃げ馬の最有力候補がシンフォーエバーです。

3走前のサウジダービー2着を始め、過去3度の連対時は全て4コーナー先頭。関屋記念と同舞台の新潟芝1600m新馬戦でも、逃げてラスト3ハロン33秒3の上がりで後続に2馬身半差を付けました。

2走前は出遅れ、前走は他馬が速く自分の形に持ち込めていないものの、他に有力な逃げ馬が見当たらない今回は同馬にとって願ってもないメンバー構成。“逃げ馬天国”の関屋記念でデビュー戦の再現があっても驚けません!