【関屋記念】夏は「デカ馬」が熱い!穴馬の激走例多数「好走ゾーン」に該当した1頭

22年に豪快な末脚で好走したダノンザキッド

22年に豪快な末脚で好走したダノンザキッド


夏競馬の重賞も相変わらず例年と違うことが多く、今週末の関屋記念(G3、新潟芝1600m)も以下の変更点があります。

・昨年まで別定戦→ハンデ戦に変更

・以前まで開催3・4週目での開催→開幕週に変更

様々な理由で日程変更がなされていますが、予想をする上で非常に悩ましいところ。特にレースのローテーションを重視されている方は特に大変かと思われます。

我々競馬ラボでは毎週スタッフが「好走気配アリ!」な馬をチェックして記事を挙げています。皆さんの週末の予想に、ぜひご活用ください!

そんな自己PRはさておきまして、今回予想するファクターは「馬体重」。悩ましいレースで好走に期待な1頭を見つけたいと思います。

▼関屋記念の馬体重別成績(過去10年)
  ~459[1-2-0-20] 複勝率13%
460~479[1-2-3-30]  〃 16.7%
480~499[4-3-3-47]  〃 17.5%
500~519[1-1-1-24]  〃 11.1%
520~  [3-2-3-11]  〃 42.1%


▼520キロ超えでの好走馬
22年 3着 ダノンザキッド(2人気)
21年 2着 カラテ(6人気)
19年 1着 ミッキーグローリー(1人気)
17年 1着 マルターズアポジー(7人気)
〃  3着 ダノンリバティ(5人気)
16年 1着 ヤングマンパワー(3人気)
〃  2着 ダノンリバティ(7人気)
15年 3着 ヤングマンパワー(9人気)

瞬発力が求められるマイル戦はある程度の馬体重を持つ馬が好走傾向にあり、480~499キロで出走する馬が馬券内に最も絡んでいます。ただ、今回は少ない母数ながら複勝率4割オーバー。有力馬以外も好走している520キロ超えの馬をピックアップしたいと思います。

2年連続で好走したダノンリバティは、いずれのレースでも終始積極的な競馬を見せて結果を残しました。その他、22年のダノンザキッドは、超スローの展開を中団で待機し、残り300mとなった辺りでメンバー最速の末脚を駆使して3着に入る好走劇を見せました。

過去の好走馬を振り返ると、脚質にこだわる必要性はそこまでないかと思いますが、今年から開幕週での開催に変わったことを考え、前々で競馬ができる馬がいいでしょう。前走の馬体重とこれまでのレース内容を踏まえ、推奨したい1頭がレガーロデルシエロです。

同馬の持ち味はとにかく鋭い末脚。過去10戦のうち、8戦でメンバー3位以内の上がりタイムを記録しています。内枠を活かして好位をキープし、長い直線で持ち前の末脚が炸裂するというのが理想の展開です。

不安要素に挙げられる距離についてですが、マイル戦は[1-2-1-0]複勝率100%の好成績。久々の距離でも対応可能でしょう。

また、前走2ケタ着順の敗因も稍重の馬場と、10キロ減となる518キロが影響したと考えれば不問にできる1戦。今回は天気予報どおりならパンパンの良馬場、約2か月ぶりの出走で馬体が回復していれば、大型馬の活躍が目立つ関屋記念に替わり好走必至です!