【クイーンS】古馬と初対決のテリオスララが持ち前のポテンシャルを発揮する!

復帰初戦で古馬相手の重賞へ挑むテリオスララ

復帰初戦で古馬相手の重賞へ挑むテリオスララ


クイーンS
テリオスララ
田島俊明調教師

——前走の阪神ジュベナイルフィリーズは3着でした。レース内容を振り返ってください。

田島調教師(以下、田):良い状態で臨めましたが、馬場に泣かされたかなという感じでした。内の悪いところを走らされてしまったので、外枠を引いて馬場の綺麗なところを走らせてあげたかったですね。ただそれでも最後までよく頑張ってくれましたし、能力は出せたと思います。マイルは若干短いかな、とも思いました。

——その後フラワーカップに向けて調整を進めるなかで、左後肢の骨折が判明しました。この中間の過ごし方と、復帰戦にクイーンステークスを選択された意図を教えてください。

田:この中間はノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。重度の骨折ではなかったので、早めに帰厩して長い時間トレセンで調整してきました。

馬の体調を見ながらオーナーと相談して、札幌は走ったことがあって悪い印象もありませんでしたし、もし賞金不足で除外になっても前日のSTV賞に回ればいいという選択肢もあったので選びました。

——7/23(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

田:2週前にまずまず時計を出していましたし、1週前は併せ馬でしっかりやろうと思っていました。全体時計はそれほど速くありませんでしたが、終いしっかりやれて動きも良かったです。

——休養前と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

田:前走も良い状態でしたし、今回も遜色ないくらい良い状態だと思います。元々体が大きくて良い馬ですし、休養前と比べてあまり変わりはありません。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

田:ストライドの伸びと、それを長く続けられるところですね。シンプルに足が速くてしっかり走れる基本能力の高い馬です。まだキャリアが浅いなかで、北海道での滞在競馬や関西圏への輸送競馬などいろいろな経験をしている点も強みかと思います。

——札幌でデビューして2戦目には初勝利をあげました。改めて札幌1800という舞台適性への見通しは。

田:やれるだろうと思っています。経験していることは強みとして考えています。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

田:復帰戦になりますが、体調も良く上手く調整できていると思っていますし、あまり不安はありません。競馬ですから相手がいて勝ち負けはありますが、この馬自身はしっかり自分の力を出せるのではないかと思っています。これまであまり負けていませんし、今回もそれを続けていきたいですね。