【レパードS】OPを制したポールセンが試金石の一戦を迎える!

2戦連続で距離延長のレースとなったポールセン

2戦連続で距離延長のレースとなったポールセン


レパードS
ポールセン
斎藤誠調教師

——前走の青竜ステークスは1着でした。レース内容を振り返ってください。

斎藤誠調教師(以下、斎):距離が延びてどれだけやれるか、という試金石の一戦でした。ルメール騎手には、馬の後ろに入れて脚を溜める感じで、新(騎手)がやろうとしていた競馬をしてもらいたい、と話していました。

スタートが良くて逃げる形にはなりましたが、ルメール騎手は道中でしっかり脚を溜めることができたと言ってくれましたし、マイル戦で結果を出せたことは収穫でした。

——今回レパードステークスを選択した意図は。

斎:前走より更にもう1ハロンの延長でこれこそ試金石になると思いますし、同年代の強い相手と良い競馬ができれば今後の選択肢が広がると思って選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

斎:前走後はすぐにここを目標に、近隣のニューエラへ放牧に出して休むことなく乗り込んできました。レースの3週前に帰厩しました。

——7/31(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

斎:坂路でもそうですが、踏み込みが深過ぎてクモズレを起こしやすいのでなかなかコースでやりにくいですが、今回は休み明けなのでコースで追い切りました。

調教ではそれほど動かないタイプで、競馬でのパフォーマンスと追い切りの動きがリンクしませんが、オンオフがハッキリしている子なのでこちらも割り切っています。この子にしては十分動けていたと思います。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

斎:肉体面も成長してきていますし、トモに力が付いてきたと思います。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

斎:スタートが良いことと、競馬に行って前向きさがあって、抑えないといけないくらいの前進気勢があることですね。米国産で、いつプツッと切れるか分からないような雰囲気もありますが、現状は前進気勢があるのは良いと思います。

短距離が良いかと思っていましたが、距離が延びても力の出しどころを分かってきていますし、そういう賢さも強みかなと思います。

——今後の成長を期待しているところは。

斎:調教でも真面目に走ってくれれば、とも思いますが、競馬でしっかり走ってくれていますからね。現状では特に言うことはありません。

——新潟ダ1200mでデビュー勝ちを挙げています。今回は距離が延びますが、新潟ダ1800mという舞台適性への見通しは。

斎:コーナー4つになって息も入るでしょうから、前受けする形の競馬になると思います。スタートが良い馬なのでジョッキーも無理に抑えるようなことはしないと思いますし、自分のペースで行ければ大丈夫だと思います。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

斎:まだまだ成長途上だと思いますが、それで既に3つ勝っていますし大したものだと思います。今後がいろいろと楽しみになるような結果を出したいと思いますし、そのような結果を出せる状態にあると思っています。