【オールカマー】重賞好走のドゥラドーレス、狙うは悲願の初タイトル!

重賞制覇まであと一歩が続いているドゥラドーレス

重賞制覇まであと一歩が続いているドゥラドーレス


オールカマー
ドゥラドーレス
宮田敬介調教師

——1番人気の支持を受けた前走の七夕賞は2着でした。レース内容を振り返ってください。

宮田調教師(以下、宮):非常に良い状態で臨めましたし、小回りの難しいコース形態でもジョッキーが上手に乗ってくれました。相手が渋太くて勝つことができませんでしたが、内容としては悲観するものではなかったと思います。

——今回オールカマーを選択した意図を教えてください。

宮:前走を勝てていれば次は天皇賞秋へ、という考えもありましたが、重賞タイトルを取れなかったのでG2を挟んでまたG1に向けて再トライを、ということでここを選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

宮:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただいて、レースから逆算して4週前に帰厩しました。

——9/11(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

宮:先週までの動きを見るとまだ緩いかなという感じがあったので、杉原騎手に乗ってもらい、コースの外めを回して、しっかり動かして負荷をかけたいと考えていました。ゴール後の1ハロンもしっかり追ってもらいましたし、時計、動き共にやりたいと思っていた追い切りが出来ました。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

宮:先ほど話したように動きが緩い感じだったり、実際に体を触っても筋肉に緩さを感じますが、暑いなかでもバテていませんし元気があります。前走は本当に良い状態でしたが、ひと追いごとに上向いてくる子ですからね。

9/7(日)に追い切りをやって9/9(火)頃にようやく良くなってきた感じがありますし、1週前をやったことで更にもう一段階良くなってくるのではないかと思っています。

——中山初参戦です。中山芝2200mという舞台適性への見通しは。

宮:ここ最近は1800m、2000mが中心で2000m以上のレースを使うのは久し振りですが、先入観なしに捉えると走りやすそうなコースという印象で、ひょっとしたらこの子にピッタリなのではないかと思っています。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

宮:長期休養を挟みながらここまで復活してきてくれましたし、何とかこの子に重賞タイトルを取らせてあげたいと思っています。皆様の応援で最後のひと押しをしていただければ、と思います。