【神戸新聞杯】馬券のキモは「アタマ」よりも「ヒモ」!期待値バク上がりの穴馬候補

驚異的な末脚を披露した16年2着馬のミッキーロケット

驚異的な末脚を披露した16年2着馬のミッキーロケット


今週は菊花賞の最重要トライアル・神戸新聞杯(G2、阪神芝2400m)。例年春のクラシック・重賞で結果を残した実績馬がこぞって出走するレースです。

▼神戸新聞杯勝ち馬の人気(過去10年)

1番人気 4勝
2番人気 3勝
3番人気 2勝
5番人気 1勝

やはり基本的には春の実績馬が強く、過去10年では3番人気以内だった馬が9勝。5番人気で勝利したジャスティンパレス(22年1着)も前走で日本ダービーに出走していたように、春の実績組でした。

ただし、この結果を見て「神戸新聞杯は基本ガチガチ、堅い配当」と決め付けるのは早計!

神戸新聞杯において、馬券のキモは「アタマ」よりも「ヒモ」。22年には12番人気のヤマニンゼストが2着、23年は10番人気のサヴォーナが2着に好走しており、2着3着に人気薄が突っ込んでくることは珍しくありません。

過去10年の神戸新聞杯において、6番人気以下で馬券に絡んだのはこちらの7頭。

▼6番人気以下の好走馬(過去10年)

15年 3着 トーセンバジル(7人気)
16年 2着 ミッキーロケット(6人気)
18年 3着 メイショウテッコン(6人気)
20年 3着 ロバートソンキー(14人気)
21年 3着 モンテディオ(8人気)
22年 2着 ヤマニンゼスト(12人気)
23年 2着 サヴォーナ(10人気)

穴馬を紐解くために、この7頭に見られた共通点をいくつかピックアップしてみましょう。

①日本ダービーに出走していない&前走3番人気以内
→ダービー組は基本的に人気サイドの好走に限られる、7頭中5頭が前走条件組で要注意

②キャリア7戦以上消化していた
→ロバートソンキー以外の6頭に該当、戦績を重ねている分で評価を下げやすい

③前走でメンバー3位以内の上がりをマークしていた
→阪神芝2400m、中京芝2200mは直線が長く、末脚性能が問われる

今年の出走馬で、この3つの条件を全て満たしているのがアルマデオロパッションリッチ

この2頭は前走1勝クラスからの参戦、かつキャリアが7戦以上で馬券外に敗れた経験が目立つ分、上位人気にはなりづらいと考えられます。共に前走メンバー2位の上がりをマークしているように、決め手比べにも対応可能でしょう。

過去の穴パターンと合致しているだけに、ヒモとしてマークしておくことをオススメします!