トピックスTopics
【京都大賞典】もう「善戦マン」とは言わせない!勝ちきれない日々に終止符を
2025/10/4(土)

一昨年、昨年と立て続けに好走したディープボンド
秋のG1シーズン本格化を告げる、伝統の一戦・京都大賞典(G2、京都芝2400m)が今週末、フルゲートで行われます。
今年は、春の中長距離戦線を沸かせた4歳世代が6頭も参戦。その勢いでこのレースも制するのか、それとも経験豊富な古馬たちが壁となるのか。新旧の力関係が明らかになる、まさに秋の古馬王道路線を占う重要な一戦です。
そんな見どころの多いレースですが、過去の傾向を紐解くと、ある興味深いデータが浮かび上がってきます。それは、前走で宝塚記念を戦ってきた馬の好走率の高さです。
[1-4-2-8]複勝率46.7%
・好走馬
24年
2着 ディープボンド
23年
2着 ボッケリーニ
3着 ディープボンド
21年
2着 アリストテレス
3着 キセキ
20年
1着 グローリーヴェイズ
2着 キセキ
春のグランプリ・宝塚記念に出走した実力馬が、秋の始動戦にこの京都大賞典を選ぶのは、まさに王道の好走パターンです。実際に、該当馬の約半数が馬券に絡むという信頼度の高いデータが出ています。
この傾向をさらに後押しするのが、天皇賞・春を経由しているという事実。昨年、一昨年と連続で好走したディープボンドや、21年のアリストテレス、キセキがその代表例です。そして今年のショウナンラプンタも、全く同じローテーションでこのレースに臨みます。
G1の舞台で3着、4着と強豪相手に互角の戦いを演じながら、あと一歩タイトルに手が届いていません。しかし、相手関係がG1よりも楽になるこの一戦ならば、実力は上位のはず。初重賞制覇を飾るには絶好の舞台と言えるでしょう
血統面もショウナンラプンタを強力に後押しします。父キズナは、この京都芝2400mで過去3年に【9-4-6-26】、複勝率42.2%という驚異的な成績を記録。出走すれば高い確率で馬券に絡む『鉄板データ』も、この馬を推奨する大きな理由です。
週末の天気予報を見ると、時計のかかるタフな馬場になる可能性も十分。しかし、それはこの馬が得意とするところです。稍重の神戸新聞杯で上がり2位の鋭い末脚を見せただけでなく、前走の宝塚記念でもG1の強敵相手に4着まで追い上げた実績が、その道悪適性の高さを証明しています。
G1では3着、4着と、勝ちきれないイメージが付きつつあるショウナンラプンタ。しかしこの舞台は、もう言い訳無用です。ここでビシッと初タイトルを決めて、「主役は俺だ!」と秋のG1戦線に殴り込みをかけるのか。期待しつつレースを見守りましょう!
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/10/4(土) 【凱旋門賞】ロンシャンの空に、今度こそ日の丸を。日本競馬が追い続ける夢
- 2025/10/4(土) 【京都大賞典】もう「善戦マン」とは言わせない!勝ちきれない日々に終止符を
- 2025/10/4(土) 【毎日王冠】秋の大一番へ向けた伝統の一戦、大きく育った者が美酒を浴びる!
- 2025/10/3(金) 小牧加矢太ダービー連覇!!【高田潤コラム】
- 2025/10/3(金) 毎日王冠はチェルヴィニアと初コンビ!またも4歳有力馬に騎乗【戸崎圭太コラム】
- 2025/10/3(金) 【毎日王冠】信頼度8割超えの鉄板データに唯一該当。復活を期す女傑に死角なし
- 2025/10/3(金) 【京都大賞典】1番人気が勝てないレース!3つの共通項を満たす妙味たっぷりの穴候補を教えます
- 2025/10/3(金) 永島まなみ探検隊シリーズ!バデル騎手のいい匂いの原因を探りに草津の奥地へ【永島まなみ騎手コラム】