【スワンS】2年ぶりの登場!混戦を抜け出すマイスター熟練の技は必見

岩田康誠騎手の手綱さばきで22年に優勝したダイアトニック

岩田康誠騎手の手綱さばきで22年に優勝したダイアトニック


出走18頭うち重賞ウイナーが11頭。3歳から7歳まで、短距離界の個性派が揃った今年のスワンステークス(G2、芝1400m)

ただ、G1を勝っているのは、昨年の朝日杯FSを制したアドマイヤズームのみ。まだ能力の奥や適性がハッキリしない3歳馬はさておき、じっくり出馬表を眺めると、古馬勢はG1になると少し足りず、また、千二はやや短くマイルはやや長い…。そんな個性の馬が揃ったように見えます。

言い換えれば、この1400mのスワンSを狙いすましてきた馬が揃ったとも言えます。

JRAではG1が組まれていない1400m巧者が揃ったレース。ここで大きな武器となるのは騎手の経験値でしょう。

【スワンS】重賞最強データ!絶好舞台で初タイトルを狙う牝馬と名門厩舎で紹介されている岩田望来騎手&1400mで2戦2勝ムイのコンビを狙うのもいいでしょう。しかし、スワンSというレースでは父の岩田康誠騎手が驚くべき成績を残しているのをご存知でしょうか?

▼岩田康誠騎手のスワンS騎乗成績
23年3着 ロータスランド(11人)
22年1着 ダイアトニック(4人)
21年15着 クリノガウディー(4人)
20年1着 カツジ(11人)
19年2着 モズアスコット(2人)
17年3着 レッツゴードンキ(1人)
16年3着 エイシンスパルタン(6人)
15年3着 オメガヴェンデッタ(4人)

[2-1-4-1]勝率25.0% 複勝率87.5%
単勝回収率1878% 複勝回収率505%

※直近10年のデータによる

これはもう、何と表現すればいいのでしょうか…。過去10年、8回の騎乗で馬券にならなかったのが1回のみ。

20年には11番人気カツジで勝利し、23年も同じく11番人気のロータスランドで3着。驚異的な単複の回収率が示すように、人気馬だけで複勝率87.5%といったモンスター級の数字を叩き出しているわけではないのです。

今年の騎乗馬はテン乗りとなるアサカラキング。関東馬ですが京都の芝1400mでは3勝クラスを2馬身半差で勝ち上がり、3走前には阪急杯で2着と好走。高いコース適性を示しています。

悲願の重賞初Vへ、これ以上の心強い味方はいないでしょう。人気薄でも馬券に入れておきたい1頭です!

スワンSにはアサカラキング以外にも、ここが全力投球!という美味しい穴馬が潜んでいます。腕利き研究員が狙う激走候補はこちら⇒スワンSの『3つ星穴馬』をチェックする