【ファンタジーS】人気薄にこそ“夢”がある!波乱含みの2歳ファンタジー!

このレースから2歳女王へ登り詰めた19年勝ち馬レシステンシア

このレースから2歳女王へ登り詰めた19年勝ち馬レシステンシア


今週土曜に行われるファンタジーS(G3、京都芝1400m)

昨年は4→10→15番人気で決着し3連単62万円、一昨年は15→9→12番人気で230万円の大波乱と、人気薄の激走が目立つ2歳重賞。

また、メイケイエールやママコチャなど、ここで好走した馬がその後のスプリント路線で活躍。将来を占う意味でもまさに“馬券の夢”が詰まった一戦です。

そんな要注目レースで穴馬券を掴むためのヒントを見つけました!ずばり"4コーナーで2番手以内に入った人気薄"に注目してください。

▼逃げ先行馬の成績
[2-3-2-14]複勝率33.3%


▼6番人気以下で4角2番手以内の馬
[1-1-2-4]複勝率50%

24年
2着モズナナスター(10人気)
3着ベルビースタローン(15人気)

19年
1着レシステンシア(6人気)

18年
3着ジュランビル(6人気)

※20~22年は阪神開催のため、17~19年,23~24年分の
 過去5年のデータに基づく

キャリアの浅い2歳馬同士の一戦だけに、前へ行ける馬が優勢。逃げ先行馬の複勝率は33.3%と、決して侮れない数字を残しています。

さらに注目すべきは、「6番人気以下で4コーナー2番手以内」の馬。その半数が馬券に絡んでおり、前に行ける“人気薄”こそ一発の魅力を秘めています。

昨年は雨で不良馬場の中、逃げたモズナナスターと2番手のベルビースタローンがともに2ケタ人気ながら好走。良馬場だった18、19年はいずれも6番人気どまり。とはいえ、他の馬券内はすべてそれ以上の人気馬で、しっかり“人気薄”を拾えた格好と言えるでしょう。

このデータは人気薄を対象にしていますが、2歳重賞ではそもそもどの馬が人気になるかを予想するのが難しいもの。そこで今回はこれまでのレースに着目し、「前で競馬ができるタイプ」という視点から有力馬をピックアップしました。

まず1頭目はマーブルパレス。前走の京都芝1200m戦では好スタートから無理なく2番手につけ、直線では追われるごとに伸びて先頭へ。後続を寄せつけない完勝で、能力の高さと操縦性の良さが光ったレースでした。

距離延長が気になるところですが、陣営も「引っかからないタイプでマイルまでこなせそう」とコメントしており、この距離でも問題ないでしょう。

2頭目はメイプルハッピー。2戦続けてマイル戦を経験しており、前走は京都内回りでハナを譲らず押し切り勝ち。促さずとも自然と前へ行ける前進気勢の強さが魅力です。

鞍上の亀田温心騎手は「使って良くなるタイプ」と語っており、叩き3戦目の今回はさらに上積みが見込めます。

この2頭が積極的な競馬から前残りする展開となり、かつ人気薄の評価であれば、配当妙味抜群の馬券となるでしょう。

データに裏付けされた“前残りファンタジー”。夢のある2歳重賞で、思いがけない馬券ドラマを掴んでみてください!