【アルゼンチン共和国杯】驚異の粘り腰!ミステリーウェイが逃げ切り重賞初V


11月9日(日)、5回東京2日目11Rで第63回アルゼンチン共和国杯(G2)(芝2500m)が行なわれ、松本大輝騎手騎乗の9番人気・ミステリーウェイ(セ7、栗東・小林厩舎)がハナを切ると、道中マイペースに持ち込み、一旦勝負どころで後ろを引き付けてから再度加速して粘り逃げ切った。勝ちタイムは2:30.2(良)。

2着には半馬身差で1番人気・スティンガーグラス(牡4、美浦・木村厩舎)、3着にはアタマ差で3番人気・ディマイザキッド(牡4、美浦・清水英厩舎)が続いて入線した。

勝ったミステリーウェイは21年3月にダートの未勝利で勝ち上がった後はなかなか勝利に手が届かなかったものの、芝の長距離に転向して少しずつクラスを上げ、今年の3月に行われた御堂筋Sでオープン入りを決めると、前走丹頂Sを勝ってオープン初勝利を挙げていた。

鞍上の松本大輝騎手はデビュー5年目。今回が嬉しい初重賞制覇となる。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム

1着 ミステリーウェイ(松本大輝騎手)
「正直自信はなかったですが、馬の気持ちを走る方向に向かせることが自分の仕事だと思っていました。前走も今回も大逃げとなりましたが、この馬のペースがそうなっている。プランというより、この馬と走ることだけを考えました。

直線向いて並ばれた時は反応が鈍いと思いましたが、それまでのお釣りがあった分、最後は伸びたので良かったです。地道に力をつけているし、乗せてもらえたことに感謝。サポートしてくれた関係者の方や、今までの馬たちに感謝したいです」

2着 スティンガーグラス(ルメール騎手)
「このレベルでもすごく良い競馬ができました。少しエンジンかかるのに時間がかかったけど、ゴールまでよく頑張ったと思います。勝った馬と離れていて、逃げ切られただけに仕方がないです」

3着 ディマイザキッド(岩田望来騎手)
「いつものポジションで良い競馬が出来ました。結果だけが残念ですが、内容は満足いくものだったので今後に生きると思います。馬場の適性は問題はありません」

4着 セレシオン(荻野極騎手)
「今日はこの馬の中でもスタートが決まって前で運べました。直線向いたら、前の馬が動いて自分が望むようなゴーサインが出せなかったです。でも最後は伸びていましたし、よく頑張ってくれました」

5着 シュトルーヴェ(鮫島克駿騎手)
「馬の具合が良く、今までで1番動けました。4コーナーから直線にかけて動きづらく、ここがスムーズでいければ際どい着順になったと思います。出来が良かっただけに申し訳ないです」

6着 ホーエリート(戸崎圭太騎手)
「イメージ通りの競馬ができました。ラスト頑張ってくれましたが、ハンデがあったので」

7着 マイネルカンパーナ(津村明秀騎手)
「思い描いた競馬はできて、逃げ馬を生かして折り合えました。馬は力をつけています」

  • ミステリーウェイ
  • (セ7、栗東・小林厩舎)
  • 父:ジャスタウェイ
  • 母:ジプシーハイウェイ
  • 母父:High Chaparral
  • 通算成績:36戦6勝
  • 重賞勝利:25年アルゼンチン共和国杯(G2)

ミステリーウェイ
ミステリーウェイ
ミステリーウェイ
ミステリーウェイ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。