【2歳馬情報】天皇賞春を制したレインボーラインの弟など、良血馬たちがデビュー!

今週は24日(祝月)まで続く3日間開催。各日で1つずつ重賞が組まれ、開催場が日替わりとなる少し特別なスケジュールだ。そんな中、未来のスター候補、素質あふれる2歳馬たちが、ここで第一歩を踏み出す。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が素質馬を紹介していこう。

◆11月22日

●京都芝1600m

アルトラムス(牡、イスラボニータ×デジマノハナ、栗東・野中厩舎)
母は2勝。一昔前のPOGで人気になったニフティアンドニートの一族。 1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はCW5F67秒7-11秒0と、最後の1Fが目立っている。鞍上はレーン騎手の予定。

ディオレガーロ(牝、サートゥルナーリア×シュプリームギフト、栗東・長谷川厩舎)
母は5勝(函館SS2着)。姉オールアットワンス(アイビスSDなど)、プレサージュリフト(クイーンC)。ポリトラックで5F67秒台、2週前には坂路で54秒2-12秒1の時計が出ている。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

●京都ダート1400m

レッドブライトン(牡、ミッキーアイル×レーゲンボーゲン、栗東・奥村豊厩舎)
母は1勝。兄レインボーライン(天皇賞・春など)、姉アニメイトバイオ(ローズS)。追い切りはCW5F71秒9-11秒9の時計が出ている。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

◆11月23日

●東京芝2000m

ショウナンマルチ(牡、グレーターロンドン×エンブレマータ、美浦・大竹厩舎)
おばブラックエンブレム(秋華賞)。10月12日の新馬戦を予定も回避。1か月少々伸ばし、当レースでデビュー予定。1週前のウッド6F81秒6-11秒3も速いが、前回予定のデビュー前になる10月2日にはウッド6F81秒2-10秒9と秀逸の時計を出している。

ノーブルサヴェージ(牡、リオンディーズ×アグレアーブル、美浦・森一厩舎)
母は3 勝。おじエクレアスパークル(6勝)。追い切りはウッド5F66秒1-11秒6。「530キロ前後ある大型馬。ガチっとしたパワー型で、馬体もフォームも力強さ満点。フットワークが大きく、東京のような広い中央場所が合うタイプ」と記者の話。鞍上はプーシャン騎手の予定。

●京都芝1800m

スカイスプレンダー(牡、サートゥルナーリア×メジロスプレンダー、栗東・池江厩舎)
母は2勝。兄ダノンスプレンダー(6勝)、おじサトノノブレス(日経新春杯など)。追い切りはCW6F81秒7-11秒2。「シルエットはスラリと見せて、腹回りもシャープ。太め感なく仕上がっており、動きも素軽い。中長距離タイプ」と記者の話。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

ゲフィオン(牝、エピファネイア×グルヴェイグ、栗東・辻野厩舎)
母は5勝(マーメイドS)。姉アンドヴァラナウト(ローズS)、兄クファシル(現4勝)、祖母エアグルーヴ(天皇賞・秋など)。CW5F69秒7-11秒9の時計が出ている。鞍上はレーン騎手の予定。

コンゴウフジ(牡、コントレイル×ヘイローフジ、栗東・福永厩舎)
兄ローレルベローチェ(シルクロードS2着)。追い切りはCW5F71秒3-11秒5の時計が出ている。

●京都ダート1800m(牝馬限定)

フレットローソ(牝、サトノダイヤモンド×モルトアレグロ、栗東・高橋義厩舎)
母は3勝。1週前はCW6F69秒6-11秒9と地味だが、2週前には坂路51秒9-12秒0の好時計をマークしている。鞍上は吉村騎手の予定。

◆11月24日

●東京芝1600m(牝馬限定)

フェルミアーク(牝、サートゥルナーリア×フェルミオン、美浦・森一厩舎)
母は1勝。兄ストレンジクォーク(中山金杯3着)、おじタイキフォーチュン(NHKマイルCなど)。追い切りはウッド5F65秒6-11秒4。「サートゥルナーリア産駒らしく、ピリッとした気性で前進気勢の強い走り。好調教を連発しており、時計はやればやるほど出そう」と記者の話。鞍上はルメール騎手の予定。なお同日の1400m戦にまわる可能性もある。

グラスベルグ(牝、アドマイヤマーズ×ゴールドエッセンス、栗東・斉藤崇厩舎)
母は3勝。兄ブラックシールド(現4勝)、おじシャフリヤール(日本ダービーなど)、アルアイン(皐月賞など)。CW6F82秒7-11秒8の時計が出ている。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

●東京芝1400m

セレステレガーロ(牝、エピファネイア×デアレガーロ、美浦・古賀慎厩舎)
母は6勝(京都牝馬S)。兄レガーロデルシエロ(現4勝)。追い切りはウッド5F68秒5-12秒1の時計が出ている。

◆新規入厩

アルジェンテーラ(牝、ドレフォン×ジェンティルドンナ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は10勝(ジャパンCなど)。姉ジェラルディーナ(エリザベス女王杯など)

トリニティ(牝、サートゥルナーリア×ヌーヴォレコルト、栗東・安田翔厩舎)
母は6勝(オークスなど)。姉セナスタイル(現2勝、ローズS3着)

フィンガーレイクス(牡、ロードカナロア×クイーンズリング、栗東・藤原英厩舎)
母は6勝(エリザベス女王杯など)、兄シャザーン(2勝)

ホウオウザロイヤル(牡、ドレフォン×ブラックエンブレム、美浦・堀厩舎)
母は4勝(秋華賞など)。兄ブライトエンブレム(札幌2歳S)、アストラエンブレム(エプソムC2着)、姉ウィクトーリア(フローラS)

※現役馬の成績は11月14日現在