【ジャパンC】一戦叩いて状態は上向き!昨年2着のドゥレッツァが今年はタイトル奪取へ!

昨年は積極策で2着に好走したドゥレッツァ

昨年は積極策で2着に好走したドゥレッツァ


ジャパンC
ドゥレッツァ
尾関知人調教師

——前走の京都大賞典は8着でした。レースを振り返ってください。

尾関調教師(以下、尾):いつもは放牧先から良い感じで帰厩してきますが、前走のときは帰厩直前にツメを気にするような感じで一頓挫ありました。その影響で体が少し重かった分と、宝塚記念のときと同様に直前の雨で馬場が少し緩くなった分が結果に出てしまったかなと思います。

ただ結果は残念でしたが、大目標であるジャパンカップを見据えた形でのレースだったので、次に繋がる競馬ができたことは良かったと思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

尾:レース後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、ひと息入れて帰厩しました。今回はアクシデントもなく順調にきていますし、前走を使った分馬が締まってきた感じがあります。

——11/19(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

尾:動く僚馬を先行させて、4〜5馬身後ろから追走して外に併せる形でキツい負荷をかけました。併せた相手が動くので手応え的にはシブく見える感じがあったかと思いますが、逆に相手が頑張ってくれたことでしっかり追えましたし、時計、内容共に1週前としてやりたい追い切りができました。

初めて乗ったプーシャン騎手は、隣の馬が動いていたこともあって「直線での反応がもうひとつかな」と感じたようですが、折り合いはスムーズについていたようですし、その辺りを1週前に確認してもらえて良かったです。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

尾:馬体の硬さも出ていませんし、引き続き良い状態だと思います。一頓挫あった前走と違って体を絞っていくような必要もありませんし、ここが大目標なのでしっかり仕上げていきます。

——昨年2着に続くジャパンカップ参戦です。レースへ向けて意気込みをお願いします。

尾:1週前をしっかり追って更に良くなってくると思いますし、良い頃のように普段のかかるような仕草も出ています。2着にきた昨年も良い状態だったと思いますし、今年も昨年同様、昨年以上に良い状態で臨んで良い結果を出せるように調整していきます。