【ジャパンC】今なら2400mも!ホウオウビスケッツが前走の不完全燃焼を晴らす一戦へ!

念願のG1タイトルを狙うホウオウビスケッツ

念願のG1タイトルを狙うホウオウビスケッツ


ジャパンC
ホウオウビスケッツ
奥村武調教師

——前走の天皇賞秋は13着でした。レース内容を振り返ってください。

奥村武調教師(以下、奥):逃げ馬のペースの術中にハマってしまって身動きができない状況になり、馬の後ろに入れられずエキサイトして不完全燃焼の競馬になりました。究極の上がり勝負で、この馬に不向きな展開になってしまいました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

奥:在厩調整で、使ったなりの疲れが見られたのでいつもより1日長く休ませました。乗り出してからはすぐに筋肉の張りが戻りましたし、元々カイ食いも良いタイプなので順調に調整できています。

——11/19(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

奥:岩田ジョッキーが乗るとピリッとするので、馬の気持ちが抜け過ぎないようにいつも通りのパターンでジョッキーに乗ってもらいました。馬場の真ん中に他厩舎の馬がいて内を回った分時計が少し速くなりましたが、動きも良く予定通りの追い切りができました。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

奥:札幌記念から使っているのでさすがに上積みという感じではありませんが、筋肉の張りや毛ヅヤの良さは前走と変わりないですし、良い状態をキープして臨めると思います。

——日本ダービー以来の東京芝2400m参戦です。改めて舞台適性への見通しは。

奥:人間の勝手なイメージで2000mくらいがちょうど良いかとも思っていましたが、やはりダービーの走りが忘れられません。未完成の状態であれだけやれたので、成長して力をつけた今なら更なるパフォーマンスを見せてくれるのではないか、と思っています。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

奥:前走のパフォーマンスはオーナー、ジョッキー、我々厩舎スタッフ、みんなが不完全燃焼で悔しい思いをしました。今回は悔いのない競馬をしたいです。