【京阪杯】真の主役はこのレース!“引きの強さ”と“運びの妙”がカギ!

逃げの戦法で昨年2着に好走したウインカーネリアン

逃げの戦法で昨年2着に好走したウインカーネリアン


今週末のジャパンカップ(G1、東京芝2400m)は、世界でもトップクラスのレース。誰しもが馬券を獲りたいと思う大舞台ですが、必ずしも思いどおりにいくとは限りません。

そうなった際には、その次のレース、京阪杯で巻き返しを狙う方も少なくないはずです(筆者もその内の一人になるかも…)。

「戦う前から負けを考えるやついるかよ!」と言われそうですが、用意周到に越したことはありません。また、ジャパンCからの連勝を狙うという意味でも役立つはず。というわけで今回は京阪杯を予想していきます。

結論から言えば、狙い目は“内枠から積極策を取れる馬”。

▼1~3枠に入った逃げ先行馬の成績
[3-1-0-4] 勝率37.5% 連対率50.0%

24年
1着 ビッグシーザー
2着 ウインカーネリアン

18年
1着 ダノンスマッシュ

17年
1着 ネロ

※京都開催の過去5年のデータに基づく

スタートは向正面の中間地点で、すぐ上り坂を迎えるため流れは平均ペースになりやすく、直線も323mと短い。つまりはシンプルに“前に行った馬”が止まりにくい舞台です。

実際に昨年はビッグシーザーが好位から抜け出し優勝。最内から逃げたウインカーネリアンが粘って2着。内枠・先行の強さがはっきり出たレースでした。

そして今年、1~3枠から推したいのがレイピア

葵Sで3着と世代重賞で能力を示し、その後は2連勝でOP入り。勢いそのまま挑んだキーンランドCは11着でしたが、これはゲート直後に他馬に寄られて後方からの競馬になり、本来の先行力を発揮できなかったことが大きな敗因。

秋初戦となった前走みちのくSでは、今回と同枠で、スムーズにハナを奪い、そのまま押し切って完勝しました。

今回の顔ぶれを見ると、外枠に“行きたい馬”が揃っており、序盤から位置取り争いが激しくなる可能性も。その点、レイピアはゲートが悪くなくスッと行き脚もつくタイプ。さらに内の利も活かせるのは大きなアドバンテージです。

スプリンターズS組や重賞好走馬も多く、レイピアがどの程度人気になるか分かりませんが、もし人気を落とすようなら妙味十分。波乱も期待できる一戦ですので、狙ってみてはいかがでしょうか。