【ジャパンC】3歳馬に立ちはだかる“鬼門の壁”!それでも挑む若武者に期待!

凱旋門賞から巻き返し勝利を狙うクロワデュノール

凱旋門賞から巻き返し勝利を狙うクロワデュノール


今週末は秋競馬目玉のビッグレース、ジャパンカップ(G1、東京芝2400m)が行われます。欧州年度代表馬カランダガンや、3世代のダービー馬が集うまさに“夢の競演”。世界と日本のトップホースが対峙する、シーズン屈指の注目レースとなりました。

そんな超豪華メンバーの中で、毎年見逃せないのが3歳勢の動向。予想の切り口は数多くありますが、今回はその“3歳馬”に焦点を当てて掘り下げてみたいと思います。

▼ジャパンCの3歳馬成績(過去5年)
[0-3-2-7]複勝率41.7%

24年
2着 シンエンペラー

23年
2着 リバティアイランド

21年
3着 シャフリヤール

20年
2着 コントレイル
3着 デアリングタクト


▼優勝した日本の3歳馬
18年 アーモンドアイ
12年 ジェンティルドンナ
10年 ローズキングダム
01年 ジャングルポケット
98年 エルコンドルパサー

世界に通用する強い馬づくりを目指し、1981年に創設されたジャパンC。創設当初は全く歯が立ちませんでしたが、84年にカツラギエースが世界の壁を破って以降、日本馬の健闘が目立つように。さらに近年は外国馬の参戦も減り、今ではほとんど日本馬が勝利するレースとなっています。

しかし、成長途上の3歳馬にとっては依然として高い壁。98年のエルコンドルパサーがJRAの3歳馬として初めて制覇したものの、その後の勝利はわずか4頭。斤量2キロのアドバンテージがあっても、ダービー馬や三冠馬でさえも簡単には届かない難関レース。

直近の勝利は18年アーモンドアイ、その前は12年ジェンティルドンナの2頭ですが、いずれも牝馬。牡馬に限ると、最後に勝ったのは10年(繰り上がり1着)のローズキングダムで、実に15年前まで遡ることになります。

とはいえ、近年は馬券圏内への好走が増えているのも事実。過去5年の複勝率は41.7%と高い数字を残しており、勝ち切るまでは難しくとも、ハイレベルな3歳馬なら馬券に絡む可能性は十分あるでしょう。

今年はクロワデュノールマスカレードボールの2頭が参戦。

クロワデュノールは言わずと知れた今年のダービー馬で、能力は折り紙付き。前走は不良馬場での凱旋門賞とタフな競馬でしたが、陣営がここへの出走を決めたということは、状態面にメドが立った証拠でもあります。世代トップの力を改めて示したいところ。

一方、マスカレードボールは前走の天皇賞秋で、G1史上最速の上がりをマークして待望のG1初制覇。勢いに乗って迎える今回も、東京コースはダービー2着の舞台だけに申し分ありません。

さらに、鞍上のルメール騎手はこの秋すでにG1を3勝。ジャパンカップでも[4-4-0-12] 連対率40%と抜群の相性を誇り、この舞台の“勝ち方”を熟知した騎手の一人です。天皇賞秋に続き、秋古馬二冠目を手中に収めるか注目が集まります。