【カペラS】天邪鬼は即アウト!? 勝ち馬は“素直に”ここから選ぶべき!

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23年に逃げ切って初タイトルを手にしたテイエムトッキュウ

23年に逃げ切って初タイトルを手にしたテイエムトッキュウ


今週、中山で行われるカペラS(G3、中山ダ1200m)には、必ず押さえておきたい“素直なデータ”があります。それは人気馬がそのまま好走しやすいレースだという点です。

▼前走の1~5人気(過去5年)
[5-5-4-31] 複勝率31.1%


▼レース当日の1~5人気(過去5年)
[5-3-1-16] 複勝率36.0%

レース当日の上位人気馬は複勝率36.0%と安定した数値を記録。特に、過去5年の勝ち馬は全て当日5番人気以内という点を見ても、人気馬の信頼度は高いと言えます。

一方、前走上位人気馬は、馬券圏内の15頭中14頭該当と、さらに信頼たるデータが浮かび上がりましたので、ここは素直にこちらから選ぶべきと判断しました。

とはいえ、今年は該当馬が9頭もいるため、絞り込む必要があります。

今一度過去のレースを振り返ると、例年ハイペースになりやすいものの、差し一辺倒では決まらない傾向にあることが分かりました。

そこで注目したのは4角の通過順です。

▼4角7番手以内の馬
[4-3-3-12] 複勝率45.5%

●主な好走馬
24年
1着 ガビーズシスター(7番手)

23年
1着 テイエムトッキュウ(1番手)
2着 チェイスザドリーム(2番手)
3着 メタマックス(7番手)

22年
1着 リュウノユキナ(6番手)
2着 ジャスティン(3番手) など

芝スタートでスピードに乗りやすい中山ダ1200mは、テンの3Fが速くなるコース。そうなれば後方勢が有利かと思いきや、そうでなく、実際は4角を7番手以内で通過した馬の半数近くが馬券に絡む結果となっています。

事実、昨年のガビーズシスターは7番手からしっかり差し切って優勝。一昨年に関しては、ハナから積極策を見せたテイエムトッキュウ・チェイスザドリームがそのままゴールを駆け抜け、7番手から差してきたメタマックスが3着と、全てが該当しました。

以上を踏まえ、今回推奨するのはエコロアゼルです。

2歳だった昨年は、アメリカのBCジュベナイルという大舞台に挑戦。今年は持ち前の先行力を生かして順調に勝ち上がり、前走の秋嶺Sを制してOP入りを果たしました。

中山ダ1200mでは既に勝利実績があり、芝スタートも問題ありません。気性は難しいタイプで、前走はゲートで出遅れてしまいましたが、そこから加速して3角手前には早くも2番手へ。直線でも勢いは衰えず、逃げ馬をしっかり捉えて勝利と、改めてこの馬のポテンシャルを実感させる一戦だったと言えます。

今回は相手が一段強くなりますが、先行力・舞台適性・位置取り傾向を考えれば、十分好走出来ると考えました。胸を借りる立場ですが、終わってみれば他馬を一蹴。そんな走りを大いに期待したいです。