【ターコイズS】難解な牝馬マイル重賞、主役は充実期を迎えた淑女たち

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4歳馬同士で決着した昨年の優勝馬アルジーヌ

4歳馬同士で決着した昨年の優勝馬アルジーヌ


今週は年末の中山マイルを舞台に行われる牝馬重賞、ターコイズS(G3、中山芝1600m)。毎年人気馬が馬券圏内に来るものの、伏兵の激走も少なくなく、馬券の取捨選択が非常に難しい一戦です。

ここで久々の重賞勝ちを狙う馬も多く、人気の想定が難しいのもこのレースの特徴。今回はデータから馬券に絡みそうな馬を探っていきたいと思います。

まずは過去5年における年齢別成績データをご覧ください。

▼ターコイズSの年齢別成績
3歳[1-0-0-18]複勝率5.3%
4歳[2-4-4-24] 〃 29.4%
5歳[2-1-0-19] 〃 13.6%
6歳[0-0-1- 4] 〃 20.0%

最も出走頭数が多く、なおかつ好成績を残しているのが4歳馬。昨年は4歳馬同士で決着し、過去5年すべてで4歳馬が馬券圏内に好走しています。

この傾向から4歳馬を狙っていきたいところですが、今年は4頭が該当。さらに絞り込む条件として、前走重賞組に注目します。

▼前走重賞組
[1-1-3-9]複勝率35.7%

●好走例
24年
3着 ドゥアイズ(3人気)
前走:クイーンS(G3) 4着

21年
1着 ミスニューヨーク(4人気)
前走:府中牝馬S(G2) 12着

3着 ギルデッドミラー(13人気)
前走:スワンS(G2) 11着

20年
2着 アンドラステ(3人気)
前走:京成杯AH(G3) 10着

3着 フェアリーポルカ(9人気)
前走:府中牝馬S(G2) 8着

複勝率35.7%という数値が現れているように、重賞レベルの馬が好走する傾向にあります。また、特筆すべきは前走の着順が結果に直結していない点。21年のギルデッドミラーは3走連続で馬券圏外という成績から人気を落としていましたが、いきなり激走で3着に入っています。

今年のメンバーのうち該当馬は3頭いますが、なかでもリラボニートを推奨したいと思います。

この夏、北海道で2連勝を挙げてOP入りし、前走のアイルランドTが昇級初戦にして初の重賞挑戦。スタートは決まり、ある程度の位置は取れたものの、スローの上がり勝負となり持ち味を生かせず8着という結果に。

ただし、上位を占めたのは重賞ウィナーばかり。スローの上がり勝負という不向きな展開だったことを考えれば、着順ほど内容は悪くありません。

持続力のある脚を使えるのがこの馬の強みで、例年上がり一辺倒になりにくいターコイズSの流れはむしろ歓迎材料。スタートに不安はなく、1枠1番という枠順を活かし、2走前の日高Sのように好位から早めに動く競馬が理想でしょう。

実力拮抗のメンバー構成だけに、展開ひとつで着順は大きく入れ替わる一戦。リラボニートは前走からの巻き返しが見込める一頭として、注目したい存在です。