円熟古馬勢次の舞台

トピックス

栗東・中竹厩舎に転厩した05年南関東2冠馬でダーレー・ジャパン・ファーム3頭目の中央所属馬となるシーチャリオット(牡5、栗東・中竹厩舎)が、20日に厩舎へ入厩した。
「思ったよりも扱いやすい馬だし、芝を試したくてこちらに連れてきたんだ」とトレーナーの声は弾む。
移籍初戦の候補はいくつかあるが、福島記念、アンドロメダS、鳴尾記念が挙がっている。

スプリンターズSで9着後、マイルCSに向けて調整を進めているスズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)が前走後、坂路で53秒9-38秒8-26秒0-13秒5の初時計を出した。
「使った後は疲れが出ましたが、少しずつ体調は持ち直してきていますよ。これから調教ピッチを上げていきます」と児玉助手の表情は明るかった。

宝塚記念17着後に放牧で充電しているアドマイヤメイン(牡4、栗東・橋田厩舎)が、24日に栗東トレセンに帰厩。
「放牧先で乗っているので体はできている。適性と刺激を与える意味合いで一度短い距離を試してみる」と橋田師は説明。
復帰戦は11月23日のキャピタルS(東京・芝1600m)になる見込み。

比叡Sを勝ちオープン入りを果たしたマイハッピークロス(牡5、栗東・西浦厩舎)の今後のローテーションは、福島記念→中日新聞杯になる見込み。
「兄のマイソールサウンドが中日新聞杯を勝ったからぜひとも兄弟制覇を目指したい」と西浦師は記録に意欲を見せる。

また同厩舎でスプリンターズS・13着後、放牧に出ているアグネスラズベリ(牝6、栗東・西浦厩舎)は、12月6日(日)阪神Cで戦列に復帰する。

オクトーバーSを勝ちオープン入りを果たしたリキアイサイレンス(牡6、栗東・佐藤正厩舎)の次走は、後藤騎手でアルゼンチン共和国杯に向かうことが決まった。
「重賞で相手は強くなるけど、ハンデ差とデキの良さを生かして頑張って欲しいね」と佐藤正師。

西宮Sで5着だったソリッドプラチナム(牝4、栗東・田中章厩舎)は現在、宇治田原優駿ステーブルで調整しており近々厩舎に戻ってくるという。
「11月18日の古都Sに川田騎手で使うつもり。少しズブくなっているから今なら距離が延びた方がレースはしやすいと思う」と田中章師はコメント。

エルムS・2着馬マコトスパルビエロ(牡3、栗東・鮫島厩舎)は、JCダートを目標に調整していたが、脚元に不安を発症しため放牧に出すことが決まった。
「残念だけど仕方がないね。休養させてジックリと治して欲しいね」と鮫島師。

また同厩舎で06年札幌記念(8着)以来、休養しているシルクフェイマス(牡8、栗東・鮫島厩舎)は、現在も放牧先で療養中。
「今のところは順調に来ているよ。できれば年明けぐらいに厩舎に戻したいと思っている」と同師。

前走の阪神ジャンプSの勝利で重賞通算5勝目を飾ったコウエイトライ(牝6、栗東・田所清厩舎)。
この中間から調教を開始して11月10日(土)に行われる京都ハイジャンプで6つ目の重賞タイトルを狙う。
「名物である3段跳びを巧く克服できるかが課題だね。でも別定戦はこの馬には有利」と田島助手は話す。