専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
このコンビに要注目!
2016/3/12(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜中山5Rで未勝利を勝ち上がった手塚貴久厩舎のウインヴォラーレはデビュー戦から松岡正海騎手が騎乗。昨年、松岡が挙げた33勝のうちトップの4勝が手塚厩舎で、このコンビは好相性と言える。
日曜中山10R・東風Sの⑦ヤングマンパワーも松岡が主戦で、3歳時にはアーリントンCを勝ち重賞ウイナーとなった実力馬。3歳夏から秋にも関屋記念・京成杯AHで③着となり、古馬相手でも力負けする事がなかった。
ここ2戦は掲示板を外す連敗だが、この結果に手塚師は「デキがひと息で本来の走りではなかったけど、大きくは崩れていない」と力負けではないことを強調。この中間はリフレッシュ放牧で立て直され、減っていた馬体も戻っている。手塚師は「ここ最近では一番良いデキ。久々でも走れるタイプだし、レースセンスの良さから巻き返してくれるはず」と色気タップリ。
また稽古に跨がった松岡も「放牧に出して本当に良くなった。今回は期待できる」とイキナリからの構えで、新馬勝ちした中山マイルの舞台ならチャンス十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。