専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
素質馬のガラリ一変を期待する!
2016/3/19(土)
どうも!美浦の古川です。
日曜中山には週中の『四方山話』でも挙げた新馬アジアハイウェイを含め3頭の管理馬を出走させる手塚貴久厩舎だが、どの馬にも色気を持っている。日曜「穴ズバッ」で取り上げるのは、その中で最も馬券妙味がある中山5R・3歳未勝利の④アフェクテューズ。
一昨年の2歳王者ショウナンアデラの下ということで厩舎はデビュー前から期待していたが、ここ2戦は裏切る形。手塚師は「体質に弱さがあるし、ゲートも課題の一つ」と言い、この中間はリフレッシュ放牧で立て直しを図った。するとその効果は歴然で、2週続けて厩舎期待の新馬アジアハイウェイと併せた稽古からも、状態の良さが窺える。
手塚師は「脚元の不安も解消して、馬が本当にシッカリしてきた。素質的には未勝利では上位なので、今度こそ勝負になる」と巻き返しに燃えている。戸崎に鞍上強化したことからもその意欲が窺え、能力を発揮できれば一変があっても驚けない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。