専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
昇級初戦でもこの条件なら狙える!
2016/5/20(金)
どうも!美浦の古川です。
ダートの長距離の番組は少なく、東京コースで言うと【ダート2100m】がそれにあたる。2回東京では12レースあるが、1000万クラスに限ると2レースのみで「長距離ダートに適性のあるサウスポー」がこぞって出走してくる。土曜東京10R・是政特別もフルゲートの16頭が出走するが、このクラスでは勝ちきれない馬の多いメンバー構成で、それならば昇級初戦となる④ガヤルド(牡5、美浦・高橋文厩舎)でも勝負になろう。
ダートの長丁場に実績があり、中山ダート2400mの前走では早めの先頭に立つと後続をグングンと引き離し、結果的には4馬身差の圧勝。この内容に陣営は「前走は良い勝ち方だったし、ここ最近は精神面の成長が窺える」と言い満足気の様子。この中間は短期放牧を挟んでいるが、稽古の動きは上々で、ウッドコースでの最終追い切りでは強めに追われる併走馬に馬なりで先着している。
陣営は「前走から間隔があいたけれど、ココを目標に調整してきた。昇級初戦だけどペースが速くなる方が競馬がしやすいだろうし、この相手なら好勝負になると思う」と色気タップリ。紙上の印は回っていないが、前走の勝ちっぷりからもココは狙い目だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。