専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ダービーの資金作りはこの馬で!
2016/5/28(土)
どうも!美浦の古川です。
さあ、いよいよ競馬の祭典・日本ダービー(G1)だ!私の本命は木曜の『四方山話』でも取り上げたディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)だが、相手馬を含めた詳細はG1前夜の恒例『メガ盛り新聞』で確認してほしい。 余談になるが、後輩トラックマンから耳にしたのだが、5月29日に日本ダービーが行われた年は“3冠馬”が誕生すると言う(2011年のオルフェーヴル、2005年のディープインパクト、1994年のナリタブライアンと3回連続)。今年は正に5月29日開催で、唯一3冠馬のチャンスがある皐月賞馬ディーマジェスティにとっては追い風となる話だ。 さて日曜の「穴ズバッ」では、ダービーの資金作りとなりそうなをオススメするとしよう。東京3R・3歳未勝利の⑤ニシノケイト(牝3、美浦・水野厩舎)は大崩れのない安定した走りをする反面、勝ち味に遅いのが陣営の悩み。1番人気に推された前走は勝負所で動いて行く早めの競馬だったせいか、直線では伸び切れず0秒3差の④着。陣営は「前走は勝ち馬にマイペースに持ち込まれ、ウチの馬には展開が向かなかった。それに、もう少し脚をタメたほうが良さそうだね」と敗因を分析し、今回は持ち前の決め手を活かす作戦で臨むようだ。 東京コースには実績があり、また鞍上もこの馬の事をよく知る勝浦正樹騎手に戻るのも歓迎。展開が上手くハマれば差し切る場面まで想像できる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。