専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
昇級戦でも積極的に狙う!
2016/6/4(土)
どうも!美浦の古川です。
私の安田記念の見解は「メガ盛り新聞」でご覧頂くとして、当欄では安田記念の次に行われる東京12R・三浦特別を取り上げる。 同レースには手塚厩舎の期待馬として前走時に取り上げた⑯ベストマッチョが出走。本来なら1000万下のここも狙える素質馬だが、厩舎では「1600mがチョット長いかも」と前走とは違って今回は歯切れが良くない。 そういうことならば、前走を勝って勢いがある⑥フジマサクラウン(牡5、美浦・松永康厩舎)を狙いたい。芝ダートを問わないタイプだが、勝ち星の全てはダート戦で、今回と同条件の前走も休み明けながら鋭い決めを見せ差し切り勝ち。今回は昇級戦となるが昨年の同時期に1000万から500万に降級となったため、クラスに壁はない。 最終追い切りでは前向きさを出し、気配も前走以上。私自身は激走の反動を気にしていたが、陣営は「中1週で使うんだから順調そのものだよ。降級馬が居るけど、前走の内容から今の調子ならこのクラスでも好勝負になるはず」と心配無用の様子。 また鞍上のカツハル(田中勝春騎手)も「久々の前走でもイイ脚を使ってくれたから、今回も楽しみ」と色気タップリで、昇級戦のここでも積極的に狙いたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。