専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今の未勝利ならアッサリまで!
2016/6/10(金)
どうも!美浦の古川です。
ゴルフ好きの多いジョッキーの中でも1、2を争う田中勝春騎手だが、その腕前もプロ級。カツハルとは週明けに一緒にコースを回るのだが、スコアはいつものように大差をつけられそうだ・・・。そして本業(競馬)の方でも今週は良いスコアで回ってきそう(固め打ち態勢)で、土日の「穴ズバッ」ではカツハル騎乗馬を取り上げる。 さて、土曜の「穴ズバッ」は東京1R・3歳未勝利の⑫エミノマユアク(牝3、美浦・尾関厩舎)だ。この中間は爪を痛めて牧場で調整され、今回は4ヶ月ぶりの競馬。帰厩後は十分に乗り込まれ、カツハル自身も2週に渡って跨がっている。陣営が「体質の弱さもあって、復帰までちょっと時間が掛かった。それでも稽古の動きは良いし、久々でも勝負になるはず」と期待を寄せれば、カツハルも「未勝利で終わる馬ではない」と能力の高さを買っている。 新馬戦ではジェラシー(オークス④着)、ゲッカコウ(フラワーC②着)という実力馬とも接戦を演じており、その素質の高さは言わずもがな。今回は初ダートとなるが、血統や走法的にも砂適性は十分で、今の未勝利のメンバーならアッサリまであって驚けない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。