専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
美浦と函館を行ったり来たり!
2016/6/23(木)
どうも!美浦の古川です。
12週間に渡って函館と札幌で開催される北海道競馬には、多くのジョッキー達がレースはもちろん、出走馬の稽古にも跨がり現地に滞在して過ごしている。ジョッキーの中には北海道競馬にスポット参戦するものもおり、松岡正海騎手は先週は函館で騎乗。しかし、先週木曜のトレセン取材で松岡の姿が見られた。「あれ、(先週)土日は函館だろ?」と聞くと「稽古で乗っておきたい馬が何頭か居たので」と返答。水曜は函館で調教、木曜はワザワザ美浦に戻って調教、そして週末の函館競馬と、僅か3日間で往復する忙しさだ。(ちなみに今週は函館で調教に跨がり、週末は東京で騎乗)
そんな大変な思いをして稽古をつけた馬が今週の新馬戦でデビュー。土曜東京5Rアンノートル(牡2、美浦・池上昌厩舎)・日曜東京5Rウインブライト(牡2、美浦・畠山吉厩舎)がそれで、前者のアンノートルは牧場でジックリと乗り込まれ初戦から力を出せる状況。厩舎でも「順調な仕上がりでデビュー戦から楽しみ」と期待を寄せる。また後者のウインブライトも入厩当初から動きの軽快さが目立ち、今週の坂路でも好時計。松岡も能力の高さを感じ取っている様子でイキナリから注目である。
さらに今週の松岡は勝ち負けになる馬が揃っている感じで、週末の「穴ズバッ」でも松岡騎乗の穴馬を取り上げる予定。今週末もどうぞご期待あれ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。