専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今週こそ福島初勝利!
2016/7/15(金)
どうも!美浦の古川です。
夏の福島は早くも今週が折り返しとなるが、その2週間でまだ未勝利のベテランジョッキーがいるのをご存じだろうか?それは横山典弘騎手。1番人気の馬には乗っていないものの17頭に騎乗して③着(5回)が最高で、②着もないのが驚きだ。後方から直線一気という競馬が多いジョッキーだけに、小回りで直線の短い福島は得手ではないのだろうが、それにしても・・・。
しかしながら、今週は土日で9鞍に騎乗して、勝ち負けになる馬も多頭数おり、今週こそ2回福島での初勝利となりそう。その中でも福島6R・2歳新馬⑨ゴールドステップ(牝2、美浦・池上和厩舎)は注目だ。牝馬ながら馬体はシッカリしていて、フットワークも力強い。稽古では併せ馬で負けたことがないほど勝負根性も男勝りで、陣営も「オンとオフがハッキリしていて、ゲートの出も良い。これなら初戦から楽しめる」と期待している。
この馬の馬主は「トーセン」の冠名でお馴染みの島川隆哉オーナーで、今週のセレクトセールではディープインパクト産駒(カンビーナの2016)を2億3000万円で落札した有名馬主。ゴールドステップは2年前のセレクトセール(当歳)で1200万で落札した馬で、血統的にダートでの活躍を期待されている。
鞍上の横山典も最終追い切りに跨がって好感触を持った様子で、ポンとゲートを出て力を発揮できれば新馬勝ちの可能性大。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。