専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ココで狙わずしていつ狙う!
2016/7/16(土)
どうも!美浦の古川です。
小回り福島のダートコースはほぼ「1150m」と「1700m」の2つが使われ、特に前者には「平坦の短距離」を得意とするダート馬が狙って出走してくる事が多い。日曜「穴ズバッ」で取り上げる福島10R・鶴ヶ城特別に出走する④ヒカリブランデー(牡5、美浦・池上弘厩舎)もそれだ。
近5走の中山1200mでは④④⑤④③着と惜敗続きで、ゴール前に急坂があるコースだとあとひと押しに欠けてしまうが、福島1150mだと2戦2勝というコース巧者。
前走後は放牧を挟んでココを目標に調整。中間の稽古でも力強い動きを見せ、1週前には同じレースに出走するヒカリマサムネ(牡6、美浦・池上弘厩舎)に楽々と先着。厩舎では「休み明けだけど息遣いが良く、最近では一番の状態。コース取りとか展開が上手くハマってくれればチャンスがありそう」と色気タップリ。
夏の福島は来週で終了となり、次開催は秋までなく、陣営としてはココで何とかしたい腹積もり。蛯名正義騎手に乗り替わるのもプラス材料で、ココで狙わずしていつ狙うという状況だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。