専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
久々でも狙って面白い!
2016/7/30(土)
どうも!美浦の古川です。
週中のトレセン取材で「今週はみんな良いんだよね」と言っていた手塚貴久調教師。土曜(4頭)は連対馬は居なかったものの新潟4Rでヘラルドスクエア(11番人気)が③着に激走。また日曜も楽しみな馬が揃っており、中でも「穴ズバッ」で取り上げる新潟10R・岩室温泉特別の⑥オホーツク(牡4、美浦・手塚厩舎)は狙って面白い。
この中間は爪の不安があり、今回は8ヶ月の休養明け。それでも稽古では格上との併せ馬で互角の動きを見せており、久々でも好仕上がりの様子。手塚師も「元々は叩き良化型なので、普段休み明けはひと息だけど、今回は乗り込んできたのでイキナリからやってくれそう」と期待している。
前走で1000万を勝ち、今回は降級により同条件。東京コース3勝②着1回という成績から分かるように、この馬は明らかにサウスポーで、夏の新潟まで待っての出走。また土曜の古町特別(芝1600m)にも登録していたが、相手関係とダート実績から陣営はココを選択。手塚師は「前走で勝っているクラスだし、前半で流れに乗れればチャンスはある」と連勝を目論んでいる。
鞍上も完全に手の内に入れており、1200mの速い流れに対応できれば勝ち負け十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。