専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
厩舎期待の3歳馬
2016/8/12(金)
どうも!美浦の古川です。
この新潟2週間、古馬に混じっての3歳馬の活躍が目立っている。調べてみると500万クラスでは古馬の連対率11.4%(7-7-10-99)に対して、3歳馬の連対率は15.6%(5-5-2-52)となっており、12鞍中5鞍で3歳馬が勝っている。
土曜の「穴ズバッ」で取り上げる新潟8R・3歳上500万下は出走馬14頭中5頭が3歳馬で、紙上の印もこれらに集まっている。その中で狙ってみたいのが③タイセイスペリオル(牡3、美浦・池上弘厩舎)。新馬戦で4馬身差の圧勝した素質馬だが、2戦目の今回は8ヶ月の骨折休養明けとあって印は△がパラパラ程度。
それでも厩舎では「デビュー戦で走ることが分かった。復帰戦が楽しみ」とイキナリから期待しており、さらに「もう少し早く使えたが大事を取ってここまで待った。十分に乗り込んできたので力を出せるはず」と態勢は万全の様子だ。
池上昌弘厩舎の管理馬に戸崎圭太騎手が騎乗する時は勝負態勢と言え、馬券的狙いは休み明けの今回であろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。