専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
鞍上も目を丸くする剛脚馬
2016/8/13(土)
どうも!美浦の古川です。
昨日の当欄でお伝えした夏の新潟で台頭する3歳馬の話。500万クラスでは15.6%の連対率だったが、1000万クラスになると30.8%(1-3-2-7)にさらに上昇する。
日曜の「穴ズバッ」で取り上げる新潟10R・豊栄特別には8頭もの3歳馬が出走するが、ここは人気薄の⑩メンデンホール(牝3、美浦・小島太厩舎)を狙っている。
前走は15番人気ながら直線大外から一気の差し切りで3馬身差の圧勝。この剛脚にテン乗りだったカツハル(田中勝春騎手)も「折り合いがつけば終いは良い脚を使うと聞いていたが、正直ビックリするような切れ味だった」と目を丸くし、評価を上げていた。
また陣営も「気の悪いところがあるが、ハマった時の強さは相当。中1週だけど良い雰囲気だし、前走のように落ち着いた競馬ができればここでも楽しみ」と色気タップリ。
他の3歳馬の中にはオープンで好走したものもおり、今回は相手が一気に強くなるが、52キロのハンデを活かせればチャンス十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。