専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今週からエンジン全開!
2016/9/16(金)
どうも!美浦の古川です。
先々週復帰を果たした北村宏司騎手だが、勝ち星はまだ1つで先週は未勝利となかなかエンジンが掛からない状況。しかし、今週は勝ち負けになりそうな騎乗馬が揃っており、そろそろ勝ち星量産態勢だろう。そして土曜の中では、中山12R・3歳上500万下の⑫レッドゲルニカ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)は是非とも狙いたい一頭。
初芝の前走は逃げたものの、直線で失速してしんがり負け。芝適性もさることながら1800mの距離もこの馬には合っておらず、陣営も「イイスピードを見せたが、最後は息切れしてしまった」と距離が敗因とみている。
今回はダートに戻し、さらに距離も1200mとなれば、この馬にとっては絶好の舞台と言える。陣営は「春の実績からもダートなら500万も直ぐに突破できるだろうし、この距離なら新味を見せてくれそう」と一変を期待している。
血統に加えて、500キロを超える馬体から繰り出されるパワフルなフットワークは完全にダート馬。鞍上の北村宏司はテン乗りとなるが、この馬の持ち味は理解しており、外枠からスピードに乗って行ければ押し切りが濃厚。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。