専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
勝負遠征馬を狙い撃つ!
2016/10/7(金)
どうも!美浦の古川です。
今週は「開幕週の3日間競馬」という珍しい日程。コース替わりを待っていた陣営が勝負してくるケースが多く、土曜穴ズバッでは「勝負遠征する馬」に注目する。「勝負遠征」と言っても東京に出走する関西馬ではなく、関西遠征する関東馬で、京都11R・平城京Sの⑫アルタイル(牡4、美浦・手塚厩舎)がそれである。
厩舎では先週除外になったことで、今週は適条件のここへ出走を決断。管理する手塚貴久調教師がジョッキーを決める際、先週の登録時にも依頼していた蛯名正義騎手に「京都だけど乗れるの?」とダメ元で打診。すると蛯名は「(京都へ)行きます」と二つ返事で受諾。
蛯名が騎乗ていた3歳時のオープン(青竜S)では後のG1馬ノンコノユメの②着。そして、2走前の1000万では好タイムで5馬身差の圧勝しており、当人も相当な期待をしているのであろう。
前走はオープンに格上挑戦。休み明けとあってデキは今ひとつだったが、最後までシッカリと伸びており③着ならば上々と言える。今回は叩き2戦目で状態は良く、手塚師は「中山より京都の方が合いそうだし、1600万クラスならば楽しみ」と期待十分。
前走で先着されたモズライジンもいるが、今回のデキなら差のない競馬に持ち込めよう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。