専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ジャパンC週にデビューする期待の新馬
2016/11/25(金)
どうも!美浦の古川です。
G1週は競馬ファンだけではなく、馬主などの競馬関係者も大勢競馬場へ来場する。ことジャパンC週となれば外国人オーナーなどの姿も見られ、競馬場はいつもと違う華やかな雰囲気をかもし出す。
G1に愛馬を送り出す馬主の中には、勝負になる所有馬も同週に合わせて出走させることがよくある(様々な思惑を持ってのことだろう)が、ジャパンCに出走するゴールドアクターの居城寿与オーナーも期待の新馬を同週にデビューさせる。
土曜の東京5R・2歳新馬の⑫ゴールドアピール(牝2・天間厩舎)は、牝馬ながら恵まれた馬体の持ち主で、厩舎サイドも期待を寄せている一頭。
稽古での併せ馬では僚馬に負けたことがなく、ウッドコースでの最終追い切りでは一杯に追われる古馬500万に馬なりで併入。これを見た陣営も「時計は平凡だけど動きは良い。以前に在籍していた姉(ゴールドマジック)は地方で活躍(6勝)しているが、この馬は芝でも十分にやれそう」と初戦からの構え。
マル外2頭に紙上の印は集まっているが、稽古通りの競馬ができれば勝負になっていい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。