専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ルメールが勝利に導く!
2016/12/2(金)
どうも!美浦の古川です。
今週から師走競馬となり、早いもので今年もあと1ヶ月を切った。リーディングジョッキー争いは戸崎圭太騎手とルメール騎手の一騎打ちとなっており、有馬記念の最終日まで壮絶な戦いが続くであろう。両ジョッキーとも土曜は中山、日曜は中京で騎乗となり、開幕週から星の取り合いが楽しみ。
そして土曜中山は最初のレースから両ジョッキーの首位争いとなりそう。その中山1R・2歳未勝利はルメールが騎乗する⑤ハンディマン(牡2、美浦・田村厩舎)を狙う。ここのメンバーは好走馬揃いだが、同馬の前走は⑧着と案外な結果。陣営は「直線半ばまで踏ん張っていたけども、最後は勢いがなくなってしまった。追って味があるタイプではないので、東京1400mは長かった感じ」と敗因を語っていた。それでも新馬戦では1番人気で推され②着している実力馬で、陣営の期待は大きい。
この中間の稽古も豪快の動きを見せ、ウッドコースでの最終追いでは古馬1600万の僚馬に大きく先着して好調さをアピール。そして、中山ダート1200mとなる今回は「本質はスピードタイプなのでベストの舞台」と陣営のトーンは急上昇。テン乗りとなる鞍上にも厩舎の期待度は伝わっている様子で、前々の競馬ならルメールが勝利に導きそうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。