専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ダート替わりで一変だ!
2017/2/10(金)
どうも!美浦の古川です。
今年の手塚貴久厩舎の成績はまずまずで、東京開幕週でも2勝の固め打ち。先週取り上げたワンナイトインパリ(4番人気)は⑤着と敗れはしたが、初ダートで見せ場はあり、次走以降でも狙ってみたい一頭。そして今週も「ダート替わりで一変する」という厩舎の期待馬を取り上げる。
土曜東京1R・3歳未勝利の⑧ライバーバード(牡3、美浦・手塚厩舎)は芝でのデビュー戦で⑦着。スタートで後手を踏んだ上に、スローな流れで前が止まらない展開では仕方なしと言える。その後は放牧でリフレッシュされ、帰厩後も併せ馬で意欲的な稽古。今週の坂路ではオープン馬に必死に食い下がっており、前走時よりグンと良くなった印象。手塚師は「初戦より気合い乗りが良いし、動きも一変。ダートもこなしてくれるだろうし、今回はブリンカーの効果も期待できる」と期待十分。
ルメール騎手を確保したことからも勝負度合いの高さが窺え、前走着順やダート替わりが嫌われるようなら馬券妙味も膨らむ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。