専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
経験馬相手でも!
2017/3/18(土)
どうも!美浦の古川です。
今週で終了となる3歳新馬戦だが、芝のレースは組まれておらず、芝向きの馬は不利を覚悟に既走馬相手の未勝利戦へ挑んできている。日曜の「穴ズバッ」で取り上げる中山5Rの⑫グローリーハンター(牡3、美浦・田村厩舎)も適鞍を求めて芝のレースのここに出走してきたが、厩舎は「能力は高く、芝向きの素軽いフットワークをしている。これは大きいところも狙えると思っている」と高評価を与えている。入厩後は約1ヶ月に渡って乗り込まれ、稽古では併走馬を置き去りにする場面も見られた。
陣営は「昨秋にゲート試験に合格して、その後は放牧で成長を促した。ここまで待ったお陰で動きは良いし、経験馬相手でも楽しみ」と、初戦から期待を寄せている。
鞍上の戸崎圭太騎手は稽古には乗っていないが、関係者のトーンの高さは伝わっている様子で、稽古の良さが実戦で出せればデビュー戦を飾れるはず。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。