専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
もう一丁、人気薄狙い!
2017/3/19(日)
どうも!美浦の古川です。
日曜の「穴ズバッ」で取り上げたグローリーハンター(中山5R・3番人気)は経験馬相手のデビュー戦で勝利した。厩舎が「何れは大きいところも狙える」と言っていた期待馬だったが、レースでは後方からマクるように上がって行き、直線入り口では先頭に並びかけた。最後はキッチリと差し切り、かなりの素質を感じる内容だった。これは今後が楽しみな馬である。
さて、明日月曜も中山競馬が開催されるので、もう一丁人気薄の馬を狙ってみようと思う。中山12Rのダイワインパルス(牡5、美浦・宗像厩舎)は前走⑧着と負けたが大きくは崩れておらず、展開が向かなかっただけであろう。更に鞍上の田中勝春騎手は「1400mでもやれると思ったが、追走に余裕がなかった」と距離不足を敗因に挙げており、今回1800mとなれば流れに乗れそうだ。
実績のない中山だが、3歳時にはノンコノユメ・タマノブリュネットなど後の重賞ウイナーと戦って善戦しており、陣営も「決して右回りが駄目なワケではない。たまたまだよ」とコース替わりを不安視していない。馬券的にはこのコース替わりが狙い目と言える。
この中間は休み明けを2度使って状態は更に上向いており、巻き返す態勢は整った。現級では2度の②着(③着3回)がある実績馬だけに、展開さえ向けば今度こそ勝ち負けだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。