専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ビリ争い後に休ませてガラリ一変の穴馬!
2017/7/29(土)
どうも!美浦の古川です。
この新潟には、前走後に放牧で立て直し、間隔を取ってここに出走してくる馬が多く、出走馬の仕上がり具合や変わり身があるかを目利きできることが馬券的中に大きく関わってくる。
日曜「穴ズバッ」で取り上げる新潟9R・新発田城特別は、出走馬18頭中16頭が2ヶ月以上の休養明けとあって上位人気が拮抗している。そこで狙うのは穴馬⑨クリノヴェルサイユ(牝4、美浦・高市厩舎)。地方・水沢競馬から出戻ってきた2戦は15、14着とビリ争いをしており、そして今回は5ヶ月ぶりの競馬とあって紙上では全く印が回っていない。
しかし、このリフレッシュ放牧で馬がガラリ一変し、関係者は口を揃えて「別馬のようだ」と言う。南ウッドコースでの最終追い切りでは新馬相手に併せ馬を敢行し、追走して馬なりで0秒6先着。高市圭二調教師は「放牧に出して立て直され、休養前とは中身が違う。1400mも丁度良いと思うし、ココは大いに期待している」と色気タップリで一発を目論んでいる。
休養馬ばかりのこのメンバーの中では仕上がり具合は群を抜いている感じで、稽古通りの競馬ができれば馬券圏内も十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。