専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
千直競馬で連対率75%!新たな名手に期待
2017/8/19(土)
どうも!美浦の古川です。
新潟競馬場の名物と言える千直競馬。この条件は外枠が有利と言われるが、夏の新潟ではその傾向は薄い。先週までで千直競馬は6レースあり、1~6番の内枠が3勝2着1回、7~12番の中枠が1勝2着3回、13~18番の外枠が2勝2着2回と連対では互角である。また脚質も逃げ、先行、差しともホボ同じ数字で、どこからでも狙えそうである。
また千直競馬が得意なジョッキーと言うと、今年のアイビスSDを勝った西田雄一郎騎手を思い浮かべるだろうが、今年の千直競馬で【3-3-0-2】連対率75%(8/19現在)を誇るジョッキーがいる。それは石橋脩騎手だ。8/6驀進特別(1000万下)では7番人気アペルトゥーラを勝利に導き10万馬券決着の立役者となった。
そして日曜「穴ズバッ」で取り上げる新潟12R・3歳上500万下の⑤ラピッドライズ(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)には、その石橋脩騎手が騎乗する。同馬には未勝利勝ちした時にも騎乗しており、今回は久々ながら4度目となる。
千直競馬はダート馬がいきなり好走することがよくあり、同馬もその素質は十分。陣営は「行ってこその馬だし、バラける千直競馬なら集中力が持続しそうで、この条件で新味を見せて欲しい」と色気タップリ。
この中間は放牧でリフレッシュ。その効果でフックラとした馬体で帰厩し、稽古での反応も良く、仕上がりは良好。千直競馬の乗り方を熟知したジョッキーの手綱に導かれ、逃げ切る競馬が想像できる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。