専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今週は"手塚祭り"!近走不振の素質馬に逆襲の気配
2017/8/25(金)
どうも!美浦の古川です。
木曜日更新の「四方山話」でもお伝えしたように今週の手塚貴久厩舎は豪華ラインナップ。正に“手塚祭り”となりそうだ。そこで土曜「穴ズバッ」で取り上げるのは、新潟11R・BSN賞に出走する⑤アルタイル(牡5、美浦・手塚厩舎)。
ユニコーンS③着があるように早くからダート馬としての能力を見せていたが、その後はなかなか素質が開花せず現在5歳。3走前にはオープン特別を勝ち、ようやく軌道に乗るかと思われたが、近2走では勝ち馬に大きく離され不甲斐ない結果。陣営は「ここ2戦は状態がもう一つだった」と言い、この中間は時間を掛けて立て直しを図った様子。
その甲斐あって状態はグンと良くなり「この中間は十分に乗り込んで、今回は良い頃のデキになっている」と陣営のトーンは上がってきている。新潟1800mにも勝ち鞍があり、昨年の同レースも格上挑戦で③着している。またハンデも手頃で、レースの流れに上手く乗れれば好勝負必至であろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。