専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
調教師が自ら札幌へ!勝負気配が漂うアノ馬
2017/9/1(金)
どうも!美浦の古川です。
競馬関係者の中にも「穴ズバッ」読者がおり、柄崎孝調教師は「ラジオも聴いている。古川さんのファン」と言っていただいている。その柄崎師がオススメしてくれたのが、土曜「穴ズバッ」で取り上げる札幌6R・3歳上500万下の⑨スズカグラーテ(牝3、美浦・柄崎厩舎)である。
ダートでは掲示板を外したことがなく、3歳500万下では2度とも勝ち馬から半馬身差の②着している。前走の芝のレースで⑨着と敗れた後は放牧で立て直され、8月中旬に札幌競馬場へ入厩すると、牝馬限定戦のこの適鞍を目指して調整されてきた。
柄崎師は「放牧でリフレッシュできたようだし、現地のスタッフから“仕上がりは良い”と聞いている。ダートでは大崩れがないので、札幌最終週のここでキッチリ決めたい」と言い、金曜朝の飛行機で現地へ向かった。愛馬のために札幌競馬場までわざわざ足を運ぶことから、その意気込みが窺い知れる。
テン乗りとなる菱田裕二騎手も最終追い切りに跨がって感触を掴んでいる様子で、美浦からやって来る柄崎師のためにもキッチリと結果を出してくるはず。距離は1000mとなるが、持ち前の先行力でスピードを活かせれば勝ち負けになるに違いない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。